遊タイムが発動しない原因は？ST後や時短を含めるのか条件について解説！

2023年4月27日

パチンコに天井ができたと聞いて、遊タイム搭載機種を打ってみたけど…

・朝一からハマって発動しないのはナゼ？

・発動条件に時短やSTの回転数は含まれるの？

・発動しないのはデータカウンターがおかしいから？

こんな「遊タイムが発動しない！」と言う疑問について解説していきます。

 

遊タイムが発動しない主な2つの原因

遊タイムの発動条件は、遊技台の冊子やネットなどに「〇〇〇回転ハマると遊タイムが発動！」と紹介されています。

でも実は意外と知られていない、遊タイムの発動条件があるのです。

発動条件の「注意書き」「但し書き」とでも言うんでしょうか。

店内でこれらは、わざわざ大きく書いてまで紹介されていません。

そのため冒頭のような「発動条件の回転数まで回したけど遊タイムにならないよ」と言うことが起こるのです。

 

今回紹介する、その意外と知られていない遊タイムの発動条件は2つ。

①遊タイムは大当たり～大当たり間で1回しか発動しない（2週目はない）

②遊タイムは時短の回転数は含むが、STなどの確変中の回転数は含まない

の2つです。

それぞれどういう状況で起こるのか？を交えながら説明します。

 

大当たり間に1回しか発動しない

遊タイムは規定回数ハマれば、時短が発動する仕組みです。

ただこの遊タイムは、大当たり～大当たりの間で1回のみしか発動しません。

1日1回ではないですよ。

「大当たり間で」1回のみの発動です。

つまり何でもかんでもハマればいい、と言うわけではないのです。

 

この発動条件は、ホールの冊子などにあまり書かれていません。

書いてあっても隅に小さく書いてあるだけでなので、意外と知らない人も多いのではないでしょうか？

これが原因で「規定回転数まで回したけど遊タイムが発動しない！」が起こるのです。

 

スルーしたら2週目はない

遊タイムが発動しても、その遊タイムが無限に続くわけではありません。

例えば「Pリング 呪いの7日間2」なら、遊タイムは通常時に885回転ハマると遊タイムが発動します。

しかし当たらなった場合は、1,214回転で遊タイムは終了します。

次回ループまでの確変と違い、遊タイムは次回の大当たりが約束されているわけではないのです。

ここから、どういうケースが考えられるかと言うと…

 

通常時に885回転ハマって遊タイム発動

↓（遊タイム突入）

1,214回転当たらずに遊タイムをスルー

↓（通常時に戻る）

再度、885回転ハマる

↓

（遊タイムは再度発動せず）

 

と言うケースです。

この場合、1度スルーした後に再度885回転ハマっても、2週目（2回目）の遊タイムはありません。

遊タイムは大当たり間に1回のみの発動ですから、2週目のハマリについては条件を満たしても発動しないのです。

 

上記のPリング2の場合、遊タイム中に当たる確率（引き戻す確率）は約98％なのでスルーすることは稀です。

しかし機種によっては、意外と遊タイムを駆け抜けてしまうこともあります。

「遊タイムに2週目はない」と言う、発動条件があることも知っておいて下さい。

ハイエナおじさんが遊タイムスルーしたとある打ってるんだけどもしかして2週目あると思ってるのかな

— ネフェル (@NEFERU0425) February 5, 2022

 

前日の閉店から宵越スルーしている

実はここまでなら、さほど「遊タイムが発動しない！おかしい！」とはなりにくいです。

問題は朝一の開店から、遊タイムをハイエナ狙いで打った時です。

朝一ですから当然、データカウンターの回転数は「0」を表示。

先ほどのPリング2を打った場合なら、この表示が885回転になれば遊タイムが発動するハズです。

でも、

「…アレ？…885回転になったけど遊タイムが発動しない？？」

こんな経験をした人、いるのではないでしょうか？

 

これはどんな原因が考えられるかと言うと、前日に1度遊タイムを駆け抜けた状態で閉店を迎えたことが予想できます。

つまり前回の大当たりから、すでに1度遊タイムが発動してスルー済みで、朝一から2週目を打っていることになるわけですね。

このような「遊タイムスルー済みの宵越し台」を朝一から打った場合は、データカウンターで規定回数まで表示されても遊タイムは発動しません。

遊タイム駆け抜け後だと宵越しでも遊タイム発動しない模様。(知らんかった

2800回転くらい当たってないってことやね。-50k。 もう無理。 pic.twitter.com/IhRQjRXcPs

— エトー少年,パワプロ (@etoooooo2) June 21, 2020

 

ラムクリすれば発動条件はリセット

ホール側が閉店後にラムクリすれば、遊タイムの発動条件はすべてリセットされますので、2週目もリセットされ1周目からとなります。

しかしラムクリしない場合は、例え閉店後に電源を切っても遊タイムの発動条件は翌日の開店から引き継がれますので、宵越で2週目からのスタートになるのです。

だから朝一から規定回転数ハマっても、遊タイムが発動しないんですね。

 

このように朝一からハイエナで天井を狙う場合は、前日からの宵越しで発動条件を引き継いでいる可能性があることを認識しておきましょう。

・グラフの履歴から1度遊タイムをスルーしているかどうか？

・そのホールがラムクリをする店なのかどうか？

も合わせてチェックすることが大切です。

※パチンコはラムクリすると液晶デジタルの停止出目も初期化されますが、店員が手で1回転まわして対策されることもあります。

 

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時短を含む低確率でハマった時に発動

次に2つ目の「遊タイムが発動しない！」となる原因についてです。

遊タイムが発動する条件は、通常時に規定回転数ハマった場合です。

この「通常時」と言う表現を正しく言い換えると「低確率時」になります。

パチンコは低確率時＝通常時と呼ばれていますので、ここは問題ありません。

 

で、先に補足説明をしておきます。

パチンコには大きく分けて、3つの状態があります。

・通常時

・時短中

・確率中

の3つです。

それぞれどんな状態か？を正しく説明できますか？

 

ザックリ簡単に説明すると…

・通常時…メインデジタルが低確率で電サポなし

・時短中…メインデジタルが低確率で電サポあり

・確率中…メインデジタルが高確率で電サポあり

になります。

 

パチンコを打つ人なら通常時と確変の違いは分かると思いますが、時短については曖昧（あいまい）に認識している人が多いようです。

時短中はメインデジタルの確率は低確率なので、当たりやすいわけではありません。

 

・・・時短は低確率？

 

そう、通常時も低確率ですが、時短中も低確率なので遊タイムの発動条件にカウントされるのです。

つまり遊タイムが発動する条件は、

「低確率時である通常時と時短中に規定回転数ハマった時」

になります。

時短中に回した回転数も、遊タイムの発動条件にカウントされますよ。

 

確変中の回転数は含まれない

「時短が発動条件にカウントされることぐらい知ってるよ」

という意見がありそうですが、発動しない原因②の本題はここからです。

通常時と時短中が発動条件になると言うことは、反対に言えばこれは確変中は発動条件にカウントされないことになります。

確変中にどれだけハマっても、遊タイムは発動しないんですね。

 

ST中の回転数もカウントされない

…ん？

確変中のハマリと遊タイムが発動しない条件とに、一体どんな関係があるの？

そもそも確変中に遊タイムが発動するわけないでしょ？

 

えーとですね、パチンコの確変には「次回までループする確変」と「〇〇回転で終了する確率」の2タイプがあります。

「次回までループするタイプの確変」は、今回の遊タイムが発動しない問題には関係ありません。

発動しない原因でよく勘違いされるのが「〇〇回転で終了する確変」、いわゆるSTタイプの確変の方です。

※STとは「スペシャルタイム」の略です。

ST中に回した回転数は、遊タイムの発動条件にはカウントされないので注意して下さい。

 

ST後のデータ表示には気を付ける

例えば「PF真花月2夜桜バージョン」には遊タイムが搭載されており、低確率時に500回転ハマれば発動します。（759回転で終了）

そしてこの機種の確変は「大当たり終了後100回転まで（ST100回転）」です。

次回までループはしません。※先ほどのPリング2もST機で74回転までの仕様です。

 

で、これがどういった遊タイムが発動しない原因になるかと言うと、ST中に当たらずスルーして駆け抜けた場合、データカウンターは100回転から通常時がカウントされると言うことです。

ループタイプの確変なら、確変終了後のデータカウンターは0回転からカウントします。

しかしSTタイプの確変の場合は、このSTの回転数がそのまま引き継がれてデータカウンターには表示されるのです。

 

これを見て勘違いして、

「遊タイムが発動しない！おかしい！」

と思ってしまうわけですね。

※ホールによってデータカウンターの表示設定は異なります。

 

P真花月2の場合なら、データカウンター上では

STの100回転+規定回数の500回転＝600回転

と表示されれば（ハマれば）、遊タイムが発動することになります。

※「データカウンター上では」です。

 

これを知らずにデータカウンターの回転数を見ただけだと、

「あれ？500回転まわしたけど遊タイムが発動しない？」

「データカウンターがおかしい！壊れてる？詐欺？」

と思ってしまうわけです。

遊タイム、ST後は100回転とかから始まるから差っ引かないといけないのか
勘違いしてたな

— むえちー遠隔&LINE導入 (@mmmmmu_e) May 11, 2020

 

P蒼天の拳は保留0だと発動しない

2021年7月追記

「P蒼天の拳 天刻」ですが、この機種は遊タイムの発動に特殊な条件があります。

それは遊タイム到達時にヘソの保留が0個だと「天授の儀」に突入しなくなり、遊タイムが発動しません。

だから保留を必ず1個以上貯める必要があるのです。

 

恐らく多くの人は、遊タイム到達目前では余分に保留を点灯させることなく、規定回数ピッタリにさせると思います。

他の機種なら、この打ち方でムダ玉を節約できるので大丈夫です。

しかしP蒼天の拳を打つ際は、天井である599回転ピッタリではなく、それ以上に保留を点灯させて下さい。

そもそもこのメーカーさんは
仕様が不親切なんですかね～？
遊タイムまでの残りカウントが
出なかったりとか…!?
↑スミマセン記憶が曖昧で↑

スロットもペナ付きで出すし
なんなんでしょう…(笑)
おかげでこんなPOPを作るはめにww pic.twitter.com/PXCsUMikHP

— とってもAチャンネル (@niceA_channel) July 27, 2021

 

【結論】データカウンターは信用しない

今回の結論から僕が言いたいことは、

「データカウンターの回転数をそのまま信じるな！」

です。

「嘘だから信じるな」と言う意味ではなく、遊タイムの発動条件はあくまで遊技台がどれだけハマったか？だからです。

データカウンター上でハマった回転数ではないことに気を付けて下さい。

 

実はデータカウンターって、稀に表示がおかしくなることがあるんですよ。

データカウンターは遊技台と配線で接続されていて、遊技台から送られて来たスタート信号や大当たり信号を、あらかじめ設定された通りに表示するようになっています。

でも、これが稀に配線の接触不良や配線の接続間違え、機器の故障などで表示がおかしくなることがあります。

完全に壊れてカウントせずに「0」なら店員も気が付きますが、時には「30回転に1回ぐらいスタートをカウントしない」と言うトラブルもあります。

こうなると、なかなか店員も気が付きにくいんですよね。

 

こうしたトラブルは、特に古いホールのデータカウンターで起こりやすいです。

僕もボロいホールを担当していたので、データカウンターの故障にはかなり苦労しました。

データカウンターから更にホールコンへ信号（情報）が送られるので、データカウンターが壊れるとホールコンのデータもおかしくなります。

「釘調整は同じなのに、この台だけあまり回ってないな～」って思ったら、単にデータが正しく取れていなかっただけ、なんてことはザラですからね。

データカウンターの表示を、そのまま100％信用してはイケマセン！

 

データカウンターってホールによって種類がバラバラですし、同じ型式のデータカウンターを使っているホールでも、店により表示のされ方が違うこともあります。

データカウンターはホールにとって営業戦略のひとつなので、見せ方（演出の仕方）を変えているからです。

ST後に回転数が0にクリアーされない設定なら、今回のような「遊タイムが発動しない！」と言う原因になります。

 

時にはデータカウンター自体の故障もあり、また新台導入初日は配線トラブルが多く、表示がおかしいこともあります。

中には遊タイム自体をデータカウンターで「大当たり」とカウントするホールもありますが、さすがにこれはやりすぎのような気もします。（遊タイム突入で回転数が0にクリアーされる）

ホール側としては、データカウンターの大当たり回数をなるべく増やしたい、回転数を少なくしたい（ハマリを少なく見せたい）、という思惑があるのです。

 

遊タイムが発動する条件は遊技台が基準であり、データカウンターが基準ではないことを認識して下さい。

遊タイムの発動条件を覚えると同時に、

「もしかしたらデータカウンターの表示がおかしいカモ？」

と、頭の片隅にでも覚えておいてくださいね。

 

大海物語4SPは遊タイムをスルーしやすい

【2021.2.7 追記】

2020年の年末に発売された、大海物語4スペシャル。

この大海4SPは950回転ハマりで遊タイムが発動しますが、「950回まわしても遊タイムが発動しない！」という声をよく聞きます。

その理由は大海4スペシャルは、大当たり確率1/319に対して遊タイムが350回転しかなく、他の機種に比べてスルーしやすいからです。

 

すでに説明したように、1度遊タイムをスルーした後に再度950回ハマっても、2回目の遊タイムは発動しません。※大当たり間1回のみ

遊タイム中に当たる確率は約66％ですが、逆に言えばこれは約33％、つまり3回に1回は遊タイムがスルーすることになります。

遊タイム＝ほぼ大当たり確定という機種が多い中、大海4スペシャルの遊タイムは「オマケ」的な要素が強く、スルーするのは珍しいことではないわけですね。

これが大海4で「遊タイムが発動しない！」という原因です。

↑大海4SPで2,213回転ハマっていますね。

前任者が950回ハマって遊タイム発動

↓

350回転の遊タイムを駆け抜ける

↓（この時点で1,300回転）

次の人が2週目があると思い、さらに950回転まわす

↓

発動する50回転前の2,200回転でカウントダウンしないので、おかしいことに気が付く

こんな感じでしょうか？