フィーバー!
「玉を持っての移動・持ち込みは禁止」と聞くと、昔の”ラッキーナンバー制”を思い出す、元店長の”ななしー”です。
今の若い人たちは、ラッキーナンバー制って知らないですよね?
またそのうち、記事で書こうかな?
需要なさそうだけど・・・。
今回は、1円パチンコと4円パチンコの玉の違いについてです。
もちろん各パチンコ店では、1パチから4パチへの玉の持ち込み移動を禁止しています。
これって、そもそも1パチと4パチは同じパチンコ玉を使っているのでしょうか?
もしかしたら、1パチと4パチってパチンコ玉の大きさや種類が違うの?
移動して使ったら、台トラブルになっちゃう?
そんな素朴な疑問にお答えします。
合わせて、持ち込み移動が禁止の理由も説明しますね。
初めにこの記事の結論を言っちゃいますと・・・
1パチも4パチも、同じパチンコ玉を使っています。
物理的な違いはありません。
移動・持ち込みが禁止の理由は、当然1円コーナーで玉を借りて4円コーナーで交換すれば、
お客さんはノーリスクで儲けることができるからです。
つまり玉を移動して持ち込むと、店員さんに怒られるというトラブルになります。
特に台が壊れると言ったことはないです。
以上です、また来週~。
1パチと4パチも同じパチンコ「玉」
もう初めに答えを言っちゃいましたけど、 1パチと4パチの玉は同じパチンコ玉を使っています。
どちらの玉にも違いはありません。
中には、金色のメッキをしたパチンコ玉を使っているホールもありますが、あれは区別がつきやすいように、管理がしやすいように分けてあるだけです。
ちなみにパチンコ玉を金メッキにすると、1玉当たり5円もするそうですよ。
僕が店長をしていた税金対策のパチンコ店は、パチンコ台が300台ぐらいありましたけど、パチンコ玉の在庫は150万発ぐらいありました。
数えたことないですけど、ホールコンの差玉で分かります。
CR機、つまり確変機が誕生する前にできたお店ですので、今のパチンコ店なら1台当りの必要な玉の数は、もっと多く計算されていると思います。
とは言っても、そもそもICカードで管理されているお店なら、パチンコ玉はほとんど必要ないですが・・・。
パチンコ玉のスペックを説明しますと、玉の直径は11mmで重さは5.4グラム以上5.7グラム以下と決められています。
たぶんパチンコ店の店員で、これを知っている人はほとんどいないでしょう。
僕も知りませんでしたが、よくよく考えたらゲージ棒の最低調整幅が11.01ミリなので、玉の直径も11mmということが分かったぐらいです。
パチンコ玉の重さなんか気にしたことないですね。
現役でホールを走り回っていた時に、ドル箱を4箱持ち上げたらドル箱の取っ手が”もげた”ことがあります。
当然、パチンコ玉は床に散らばりましたけど・・・。
その時のドル箱は、一箱3000発入り。
今では考えられないですよね~。
もちろん、消音という名の”上げ底クッション”は無しです(笑)。
単純に考えて、3000発で4箱ですから1万2000発。
1玉5.5gと計算すると、総重量は66 kg!?
取っ手も”もげる”わけです。(笑)
というわけで、 1パチと4パチも同じパチンコ玉が使われています。
両者に違いはありませんので、玉が詰まるとか台が壊れるといったトラブルにはなりません。
素朴な疑問なんだけどスロットのメダルってお店によって違うじゃん?
パチンコの玉って4パチも1パチも見た目変わらんけど違いってあるの?— (コタ)ひまわりクラゲぬまん (@happy_arima2018) 2018年8月22日
※メダルも同じです。デザインが違うだけです。
1パチと4パチも同じパチンコ「台」
1パチと4パチも同じパチンコ玉が使われているのなら、当然パチンコ台も同じです。
こちらも両者に違いはありません。
よく考えてみれば、これは僕たちパチンコ業界関係者からすれば当然のことですが、パチンコ初心者の人にとっては疑問に思うことですよね。
4円パチンココーナーにあったパチンコ台が、1円パチンココーナーへ移動することがよくあります。
あれは、本当にただ”移動しただけ”です。
パチンコ台はビス(釘)で固定されているのですが、それを抜いてよっこいしょと1円パチンココーナーへ移動させるだけです。
後は、電源コードや情報配線をつなぎ直して移動完了です。
(もちろん警察への事前の申請は必要です。)
1パチも4パチも同じパチンコ台で、違いは玉貸料の違いだけです。
(まあ、釘も換金率も違いますけど・・・ここでは割愛します。)
1パチと4パチは、パチンコ台は同じ。
つまりこのことからも、1パチと4パチには玉の違いがないことが分かります。
違いは玉の「価値」
今説明しました通り、1パチと4パチでは玉の違いはありません。
1パチでも4パチでも、問題なく打つことができます。
特に玉が引っかかったり、トラブルになったりなどすることはありません。
ではなぜパチンコ店は、1パチと4パチとの持ち込み移動を禁止してるのでしょうか?
これは、少し考えれば分かりますよね。
1円パチンココーナーで玉を借りて、そのまま4円パチンココーナーで交換すれば、お客さんはノーリスクで儲けることができるからです。
つまり、パチンコ玉の価値が違うということですね。
1パチコーナーで、1000円分の玉を借りると1000玉です。
4パチコーナーにその玉を移動で持ち込み交換すると、仮に交換率が30玉交換なら3300円にもなります。
お客さんは、パチンコを打たずして勝つことができます(笑)。
逆にパチンコ店としては、そんなことされてしまっては商売上がったりです。
「商売上がったり」って意味分かりますよね?
上がるって「終わる」という意味です。
「仕事を上がる」とか「雨が上がる」とかと同じ意味です。
だから玉を持って移動・持ち込みをすると、店員さんに怒られます。
一般のお客さんが知らずに台移動することはあるかもしれませんが、やはりホールが危惧するのがゴト師の存在です。
一時期ゴト師の手口で流行ったのが、玉やコインを大量に持ち込むことです。
潰れたパチンコ店の玉やコインを格安で買取って来て、それを等価や交換のホールで換金するのです。
ゴト師と聞くと、基盤交換や電波・磁石などのイメージがしますが、こうした玉やコインの持ち込みという古典的な手法も使います。
このような不正を防ぐために、パチンコ店は1円コーナーと4円コーナーを明確に分けているんですね。
金メッキのパチンコ玉を使っているホールは珍しいですが、ドル箱の色を変えているのはどこのホールでも行なっています。
1円コーナーと4円コーナーを行き来できないように、ロープで区切られているところもありますね。
ICカードを導入しているパチンコ店では、 1パチと4パチとをICカードで行き来できるのは、出玉交換をしなくて済むのが嬉しい点です。
まとめ
というわけで、1パチコーナーと4パチコーナーとでは、パチンコ玉もパチンコ台も同じですが玉の価値が違います。
ホールが1パチから4パチへの持ち込み移動を禁止しているのは、台のトラブルなどが理由ではなく単にホールが損するからです。
尚、店員が見ていなくても防犯カメラで必ず録画されていますので、バレなきゃ大丈夫という考えは捨てましょう。
このような不正は、店員が気づいていなくても、周りのお客さんからの密告で発覚するケースが意外に多いのです。
1パチコーナーから4パチコーナーへの移動は、機械的なトラブルはありませんが、人的なトラブルがあります。
もちろんパチンコに限らず、5スロから20スロへの移動持ち込みにも同じことが言えますね。
ところで、4円パチンココーナーから1円パチンココーナーへ移動するのはアリなんでしょうか?
誰か試してみませんか?(笑)
1パチから4パチへの玉の持ち込み犯をデジレコ捜査。
全ての犯行の映像を保存して、明日警察へ被害届提出の予定。
すぐバレますので、持ち込みはやめといたほうがいいですよ— リトルウイング (@rittle_wing) 2018年5月30日
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