パチンコの釘を触るのは違法?設定付きでも叩いたりいじれないの?


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元店長の”ななしー”です。

 

今回は、パチンコ屋の釘曲げ問題について考えてみます。

やはりパチンコの釘は、少しでも触ったら違法になるのでしょうか?

 

新しく登場した「設定付きパチンコ」でも、釘を叩いたりいじったりはできないのでしょうか?

 

答えが早く知りたい人は、下の目次から読みたい項目へ飛んで下さいね。

 




パチンコの釘を調整したり触るのは違法?

パチンコ台の釘は、新台入替時にメーカーから導入した状態より一切触ってはいけないです。

別にこれは今に決まったことではなく、昔から風営法で決まっています。

 

でもこの「釘を触るのは違法」と言うのが厳しくなったのは、ここ最近からですね。

 

僕が店長だった時は、当たり前のように毎晩毎晩、夜なべをして釘を調整して触ってました。

もうパチンコ台というものは、釘を叩いて触ることを前提にしたものです。

昔は、お客さんもホールの人間も、このことについて誰も疑いもなかったですね。

 

僕も釘を触ることに関しては、「釘は盤面に対しておおむね垂直」はぐらいは知っていましたが、そもそもおおむねって一体どれぐらい・・・?っていう感じです。

 

海物語シリーズでは、命釘が「親指サイズ」とかのイベントを、どこのホールもやってましたよね。

僕のホールは、親指が縦に入るサイズでしたけど(笑)。しかも子供の指。

ちなみに親指横サイズの本当のイベントだと、命釘は14.00以上で叩いていました。

 

・・・どうでしょうか?

さすがにここまで釘を触って開けると、たぶん「おおむね垂直」ではなかった気がします。

誰が見ても釘を曲げてましたね。

叩く・触る・調整なんてレベルではなく、あからさまに「釘曲げ」というレベルです。

 

こういうのが原因で射幸心を著しく煽るといわれ、ここにカジノ法案も相成って、今の「釘は触るな。調整一切不可」になったのです。

 

釘を触ることが露骨に厳しくなったのは最近ですが、もともと昔から禁止されています。

パチンコ歴が長い人は当たり前に知っていることですが、最近始めた人の中には知らなかった人もいる・・・いないですよね。

 

釘を触らないと営業が成り立たない

でもですね・・・こうして法律で釘を触ることが禁止されていても、中にはこっそりと釘を触っているホールがあるのも事実です。

というか、釘を触らないとパチンコ店は経営が成り立ちません。

 

パチンコ業界では、昔から長年ずっと「釘を触って叩くのは暗黙の了解」だったので、釘を触ることを前提とした経営をしてきました。

それを今更、「パチンコの釘は一切触るな。叩いて調整は禁止」と言われても困ります。

これがパチンコ業界の人間の本音です。

本当に今更言われても困る。

 

パチンコ台がメーカーから導入された状態のまま・・・と言われても、全国にはたくさんのパチンコ店があり、その営業形態の様々です。

 

まずは交換率。

等価交換や高価交換・低価交換と、それぞれが同じ釘調整で営業ができるわけがないです。

それに今は、低価貸しのパチンコも人気です。

1パチや0.5パチとか言われてるやつです。

基本的に低価貸しのパチンコは、4円パチンコより釘を渋くしないと経営が成り立ちません。

 

又、パチンコってギャンブルです。

出たり出なかったりするから面白く、お客さんが打ってくれるのです。

 

つまり玉を出しっぱなしではパチンコ屋が潰れてしまうし、閉めっぱなしではお客さんは面白くなく離れていってしまいます。

この「出たり出なかったり」の出玉のメリハリを、ホールは釘を触って調整しているのです。

 

交換率に貸し玉料金、それに出玉のメリハリ。

 

これらの営業スタイルの差を、釘を一切触らずに行うの無理です。

釘を一切触らずに全く同じ釘で、メーカーから導入されたままの釘で営業を続けるのは絶対に無理です。

 

今もコッソリ釘を触っているホールがあるのも事実ですが、別にむやみに警察に反抗したいわけでもなく、釘を触らないと経営ができないからなのです。

繰り返しますが、いまさら「釘を触るな、叩いて調整は禁止」と言われても困るというのが本音です。

 

パチンコの釘を触るな、ということは、スロットの設定を毎日変えずに同じ設定で経営しろ、と言っているようなものです。

等価交換・高価交換・低価交換、20スロも5スロも、新台入替えの日も年末年始の回収時期も、ずっと同じ設定で経営しろと言われているのと同じこと。

 

オール設定1固定では、確実にお客さんが飛びます。

オール設定6固定では、確実にパチンコ屋が潰れます。

 

では、中間設定のオール3とか4でやりますか?

でも等価交換では、経営が成り立たないです。

7枚~8枚交換では、魅力がありません。というか、お客さんは勝てません。

 

6枚交換ぐらいなら何とか・・・?

あなた、オール設定3や4の6枚交換のスロット打ちたいですか?

こんな設定状況は、つまらないですよね。

出玉に期待できないし、魅力がない。

ギャンブルであるパチンコは、勝負の結果に魅力がないとお客さんはお金を使いません。

 

低設定があるからこそ、高設定を入れられるのです。

もっと言えば、閉める回収日があるから、玉やコインを出せる日もあるのです。

 

このようにパチンコで釘を触るな、ということは、スロットの設定を変更するな、と言っているのと同じです。

本当にこの「釘曲げ不可」は、もう無茶苦茶だと思います。

パチンコ屋に潰れろ、と言っているようなもの。

まあ、実際そういう意味もあるのですが。

 

でも法律で「釘を触るのは禁止」となっているので、ホール側も何も文句が言えないのも事実です。

パチンコ店は、警察の許可を得て営業しているので、警察の言うことを聞かざるを得ません。

 

警察も人間ですから、反抗して感情的にさせてしまっては、以後本気になって取り締まってきます。

釘を触ること以外でも色々とアラ探しをされて、営業停止に追い込まれます。

パチンコ店が、100%風営法を完璧に守って経営するのは不可能ですからね。

 

道路交通法などを100%守って、車を運転するのが不可能なことと同じようなものです。

ウインカーは30m手前で、交差点は徐行、タイヤのスリップサイン、守れていますか?

最近は、横断歩道上の歩行者優先の違反の取締が強化されています。

 

オービスだって、キッチリ法定速度で光る訳ではありません。

だいたい赤キップになる速度超過で、オービスは反応すると言われています。

オービスが1kmでもオーバーして反応するように設定されていたら、もれなく通過するほぼ全車が撮影されてしまうでしょう。

 

例えがちょっと適切でないかもしれませんが、パチンコ屋にとって釘を触るなということは、これぐらい無茶なことを突きつけられたようなものなのです。

 

設定付きパチンコでも釘を叩いたりいじれないの?

さて、釘を触れないとパチンコ屋は経営が成り立ちません。

そこで(再び)登場したのが設定付きパチンコ。

大当たり確率が設定によって変えられるので、釘を触る必要がないというのがその理由です。

 

もちろん設定付きパチンコでも、釘は触れません。

釘を触れないから設定を付けたわけで、なおさら釘調整は不可です。

万一釘を叩いたりいじったりしたら、即稼働停止や営業停止になります。

 

設定をもっと増やせば釘をいじらなくて済むのでは…

「Pスーパー海物語IN沖縄2」なんかは、6段階の設定が付いています。

各設定の大当たり確率差が小刻みになっており、ホールの営業スタイルに柔軟に対応できそうです。

設定6だけ極端に甘い”見せ設定”ではないので、さすがにこの辺りは天下のメーカー三洋ですね。

 

でもね・・・いくらパチンコに設定を付けても、釘を触らなくて済む代わりにはならないのです。

パチンコの釘は、何も命釘だけを触っているわけではないのは承知の事実。

大当たり出玉や確変中の持ち玉、オマケの入賞口など釘を触るところはたくさんあります。

 

それにパチンコの釘って、バランスが重要。

それぞれを単独で触るのではなく、全体的なバランスを考えて調整するのです。

 

冒頭の「親指サイズ」の場合でいうと、命釘は思いっきり開けますが、その代わりに大当たり出玉や確変中のベースは、お客さんが我慢できる極限まで閉めます。

釘師って言われる人がいるぐらい、その調整方法は千差万別です。

例え同じ機種でも、釘が全く台は2つとないでしょう。

これに更に、換金率や貸玉料金の違いがあるわけですからね。

 

設定付きパチンコは、大当たり確率しか変更できません。

設定は6段階ですが、たったの6段階しかないのです。

6段階の設定だけでは、今までの釘調整をとてもカバーできません。

 

もしパチンコの設定で今までの釘の代わりをするのなら、設定を20段階ぐらい変更可能にして、大当たり出玉や確変中の小デジ確率なども変更できるぐらいにしないと難しいのではないでしょうか?

 

つまり設定付きパチンコでも、ホール側の本音としては「まだ釘を触らないと経営が成り立たない」だと思います。

 

まとめ

パチンの台の釘は、触っていはいけません。

これは昔から風営法で決められていることで、今に始まったわけではないです。

でも、厳しく取り締まるようになったのは最近ですね。

「アオり運転」と同じ感じです。

 

新しく登場してきている設定付きパチンコですが、これも当然釘調整は不可です。

設定が付いていると言っても、変更ができるのは(通常時と確変中の)大当たり確率のみの6段階。

 

ちょっとこれだけでは、釘を触らずに・・・とは難しいでしょう。

少なくとも、お客さんにとっても今までのような「パチンコの魅力」がなくなります。

 

パチンコって、あのリアルに流れる”玉の動き”が面白いのです。

それが全台ショボい同じ釘調整だったら、いくら大当たり確率が違ってもパチンコを打っていてもツマラナイでしょう。

「大当たり確率しか差がないのなら、もうスロットだけでいいのでは?」っていう”パチンコ不要論”まであるぐらいですから。

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15 件のコメント

    • このようなコメントは、定期的に頂きます。

      パチンコ業界は、こうした声を減らす努力をしなければいけませんね。

      「自分さえ良ければ・・・」で今までやってきた業界のツケが、ここ最近で廻ってきたと思います。

      • ななしーさん、はじめまして。
        パチンコ店の釘調整に関して、なるほどと理解出来ました。ありがとうございます。

        そこで、一つお聞きしたい事がありまして、以前からずっと気になっていた事なんですが。
        パチンコ経営って、釘調整のみで出来るものなのでしょうか?
        よく回る台でも出ない台もあれば、あまり回らない台でもよく出る台もあります。

        例えば、回収日というのはどのようにして決めるものなのでしょうか?
        釘の開け締めだけで損益を調整してるとは、どうしても思えないのですが。

        たまに聞く話として、基盤にロムを仕掛けてやってるというものがありますが、本当なのでしょうか?
        ななしーさんの説明出来る範囲で教えてもらえたらありがたいです。

        • こんにちは^^
          コメントありがとうございます。
          ※「名前」、不都合でしたら非表示にしますので教えて下さい。

          >パチンコ経営って、釘調整のみで出来るものなのでしょうか?

          はい、パチンコは釘調整しかできませんので、釘で何とかするしかないです。
          ですから、釘師と呼ばれる人が存在します(今はいないですが)。
          一部、台の傾斜(寝かせ)を変えて調整方法もありますが、
          パチンコは釘がすべてですね。

          で、現在はこの釘調整が禁止になったので、全国のホールが困っているわけです。
          釘を調整しなければ、経営のやりようがありません。
          そこで、設定付きパチンコが登場したわけですね。

          >例えば、回収日というのはどのようにして決めるものなのでしょうか?

          回収日や出す日、新台入替やイベントなどは、すべて経営計画によって決めます。
          年間、そして毎月の目標売上と粗利があります。

          この目標を達成するべく、どこで回収して粗利を確保するのか、どこでイベントをして集客をするのか、などを決めるのです。
          ちなみに目標の数字は、本社からの指示です。

          >釘の開け締めだけで損益を調整してるとは、どうしても思えないのですが。

          パチンコ台1台単位で見ると、釘を閉めても出てしまう台もあれば、
          反対に開けても出ない台もあります。

          でも、お店全体の釘を閉めれば、ある程度の釘調整なりの割数(出玉率)になるのです。
          実際には、機種ごとに調整します。

          お店にとって、お客さん個人はどうでもよくて、その機種全体やお店全体で何割か?が重要なのです。

          釘ってテキトーに感覚で調整しているように思われますが、
          スタートがいくつで1回の大当たり出玉が平均何玉、確変中の玉持ちがどれだけ・・・
          で、何割になるって、実は計算されて調整しているのです。

          ここが、店長の腕の見せどころです。
          しかし、今は釘調整がほとんどできないので、経営はかなり難しいと思います。

          >たまに聞く話として、基盤にロムを仕掛けてやってるというものがありますが、本当なのでしょうか?

          昔は、実際に遠隔操作は実在しました。
          僕も、やっていたホールを知っています。

          でも現在は、遠隔操作はほぼないと思っています。
          (別記事でたくさん書いていますので、そちらを読んでみて下さい。)

          裏ロム(裏物)は今も確かに存在しますが、1台1台裏物に交換する必要があります。
          お店全台が裏物というホールは、さすがにないですね。

          そもそも、裏ロムはパチンコ屋が自前で作れませんので、怪しい業者から買うしかありません。
          その怪しい業者も儲かることしかやりませんので、規制の厳しい今は、昔ほど盛んではないのが現状です。

  • 時代が変わり規制も厳しくなったなら、それに対応していかないと、世間ではただの無能と呼ばれるんですよ。
    これまで釘曲げは暗黙の了解だった、釘曲げしないと経営が成り立たないって、ただの言い訳ですよね。
    これまで違法と知りながら、何の危機感も持たず、何の対策も取らずにいた事が原因でしょ?

    • 確かにパチンコ業界は、「何とかなる」という他人事の感覚があったのは否定できません。
      例えば検定期間は3年なのに、「みなし」という”温情”ですからね。

      でもパチンコ店の気持ちを代弁すれば、「今更言われても・・・」なんですよ。

  • 釘を触らないと無理っていうなら、パチンコ台扱うのやめるしかないんじゃないの。
    それが、本来認められてる営業の形でしょ。

  • 釘を弄りたければ、法律を変えればいいんじゃないですか?
    政治家や官僚達と、いっぱい癒着してるじゃないですか?!
    それが出来ないなら、釘を弄ってはダメですよ。

    • この業界は、浮き沈みが激しい業界です。
      警察の”さじ加減”ひとつです。

      今はオリンピックがらみもありますが、そのうちまた規制(法律)が緩和されるでしょう。
      パチンコ業界は縮小されることはあっても、なくなることはありません。

    • そうですね、確かにその通りです。

      風営法通りに営業した結果が、現在の状況です。
      ギャンブルなのに、射幸心あおっちゃダメとか無理ゲーだと思います。

      昔は、

      「正直者はバカを見る」
      「バレなければいい」
      「他店もやっている」
      「警察に注意されたらやめよう」

      でしたから。

  • 釘調整をしないと カツ丼みたいに数日で数十万発抜かれる台がありますからねぇ。
    そして 新台導入で全く回らない台を遊びやすい丁度良い調整をしてくれている店もあるわけですからねぇ

    まぁ私は玉はほぼ打たないんですけどねw

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