パチンコの釘をいじって調整するのは違法?警察に通報するとどうなるのか解説!
「この台、釘閉めすぎて全然回らんなぁ。…そう言えば釘調整って禁止だよね?」
って思ったことありませんか?
というわけで今回は・・・
・そもそも、パチンコの釘をいじって調整するのは禁止されているのか?
・パチンコ店は、今も釘調整をしているのか?
・釘を曲げている台を警察に通報したらどうなるのか?
など、パチンコの釘調整について解説します。
【先に結論】
・パチンコの釘調整は、法律で禁止されています。
・法律に違反したら、営業停止などの処分になります。
・パチンコ店は、今でも釘調整をしています。
・警察に通報しても、あまり意味がないのが現状です。
目次
パチンコの釘調整は風営法という法律で禁止されている
パチンコ台の釘を曲げて調整することは、法律で禁止されています。
その法律とは風営法のことで、パチンコ店などを規制している法律です。
その内容をすごく簡単に言うと、
「パチンコ台を、許可なく勝手に改造するのは禁止。」
です。
パチンコ台は、メーカーが保通協という検査機関のOKをもらって発売していますが、その時の状態から勝手に改造するな!ということです。
例えば、裏基板に改造するのは誰でも違法と分かります。
これと同じで、釘をいじって曲げたりするのも遊技台の改造に当たるわけです。
つまりパチンコの釘調整をすることは、風営法に違反する違法行為になります。
釘曲げ=不正改造ですね。
ちなみにですが、遊技台を許可なく勝手に変更(部品の交換など)することを無承認変更と言います。
壊れた部品などは、事前に警察に申請してOKをもらえば変更(部品の交換)ができます。
でも「釘曲げてもいい?」と申請して、許可が出るわけがありません。
これは「裏基板に変えてもいい?」と聞いているようなものだからです。
※パチンコ台の釘は、風営法でおおむね垂直と決められています。
閉店後でもパチンコ台の釘をいじることはできない
「営業中に釘を調整するのが違法で、閉店後なら別に曲げてもいいのでは?」
と思う人がいるかもしれません。
昔は「あの店、営業中に釘いじってたぞ!」などと、聞いたことがある人もいると思います。
でも先ほど説明したように、パチンコ台(遊技台)を改造することは禁止されています。
これは、閉店後の営業時間外でも同じです。
「閉店後なら釘調整してもいい」
「釘を曲げて営業(稼働)しなければいい」
という解釈は間違えで、いつ何時でも釘を曲げたらその時点で違法になります。
閉店後でも、釘を弄(いじ)るのは違法です。
パチンコ台の釘曲げは違法行為で営業停止などになる
もし、釘を曲げて調整したらどうなるか…?
これは法律に違反する違法行為なので、軽いものだと厳重注意で済みますが、悪質と判断されれば営業停止・営業取消などの処分になる可能性があります。
風営法には、遊技台の不正改造(無承認変更)の罰則が決められており、今は昔に比べるとその罰則がかなり厳しくなりましたね。
営業停止は、その期間が過ぎればまた再開できますが、営業取消は営業許可の取り消しですから、営業を再開することは実質不可能になります。
このようにパチンコ台の釘を曲げることは違法となり、場合によってはかなり重い処分になることがあります。
それだけ釘調整は、「やったらダメ」なことと言えますね。
昔も今もパチンコ店は釘を曲げて調整している
「え?釘調整は法律で禁止されているということは、パチンコ店は釘を弄ってはいないということ??」
と思うかもしれません。
風営法で明確に禁止されているわけですし、もし違反すれば重い罰則が待っているからです。
では、あのやたらと回らない釘は、元々メーカーがあのような釘で発売したのでしょうか?
・・・そんなわけありません。
釘はおおむね垂直と決められていますので、メーカーから新台で入れた時は釘はどれもほぼ真っすぐです。
じゃ、誰が釘を曲げたのか…?
もちろん、それはホールです。
昔は当たり前のように釘調整をしていましたが、数年前に釘曲げが社会問題になり取り締まりが厳しくなりました。
さすがに今はもう釘いじってないよね…と思うかもしれませんが、今もホールは釘調整をしています。
全然まわらないのは、釘を調整して閉めているからです。
じゃ、いつ釘調整をしているのか?と言えば、それは閉店後です。
従業員も清掃スタッフもすべて帰ったあとに、店長が一人でコッソリと釘弄りをしているのです。
証拠を残さないためにも、店内の防犯カメラの電源も切ります。
釘調整をしないとパチンコは出玉の調整ができない
では、なぜパチンコ店は釘調整という違法行為をするのか?
それはパチンコ台は、釘調整をしないと出玉の調整ができないからです。
釘を開けたり閉めたりして、出るor出ないを調整しているのです。
ホール側も釘調整が禁止されていて、バレれば罰則になることは重々承知しています。
でも、釘を曲げないと経営ができないので、仕方なく調整している部分もあるのです。
パチンコは釘調整することを前提で、長年ここまでやって来たのは紛れもない事実です。
昔から「釘調整はOK(というか黙認)」とされてきたのに、それを今さら「釘をいじるな!」と言われても困る…という本音もあります。
メンテナンスという名目で釘を弄り出玉を調整している
昔から釘調整は違法ですが、「メンテナンス」という名目で釘をいじり出玉の調整をしていました。
釘には何万発というパチンコ玉が当たるので、「おおむね垂直」ではなくなることがあります。
それを元に戻すため・・・という名目で、釘を調整していたわけです。
ただ先ほども書いたように、昔は「営業中の釘調整はダメ」という認識の人がほとんどでした。
閉店後なら別にいいだろうという感覚で、普通にアルバイトの前で堂々と釘叩いてましたからね。
法律上は今も昔も「釘調整は禁止」ですが、そんな法律が変わったと思うぐらい、釘曲げについての認識がガラッと変わった感じがします。
違法ですね。
違反罰にも量定A〜Eというランク分けがあるのですが、釘調整は量定Aで一番重いものになります。暗黙の了解で閉店後に行い、球がぶつかり、経年劣化で釘が勝手に曲がったという建前になっております。
— 神々の系譜ー30 (@Ryo_8192) July 9, 2018
釘を曲げなくても出玉の調整ができる設定付きパチンコが登場した
釘を曲げないと、パチンコ店は経営ができません。
釘が回りっぱなしではお店は赤字になりますし、反対に全然まわらないのではお客さんは誰も打たないからです。
回る・回らないをうまく調整することで、パチンコ屋という商売は長年やって来たのです。
…でも、法律で釘曲げは禁止されている…。
そこで登場したのが、設定付きパチンコです。(P機と呼ばれるヤツですね)
それまでのパチンコは、通常時の大当たり確率が一定でしたが、設定付きパチンコは、設定1(辛い)~6(甘い)までの6段階の大当たり確率を変えることができます。
つまり「釘を触らなくても、設定を変更すれば出玉の調整ができる」ということですね。
パチンコに設定を付けても意味がなく流行らなかった
しかしこの設定付きパチンコ、全然人気がなく流行りません。
当初は、各メーカーも設定付きパチンコを発売していましたが、今ではほとんど見かけませんよね。
単純にその理由は、パチンコに設定を付けても意味がなく面白くないからです。
いくら設定が高くても、回らなければ面白くないのがパチンコ。
設定6で大当たり確率が一番甘くても、結局は釘を閉められて回らないとイライラするだけで勝てません。
ホールとしては、高設定台の釘を開けると赤字になりますので、釘を開けるのなら低設定を使うことになるからです。
しかも現状は、低設定でしかも回らない台が多いですよね。
また、スロットは1時間で600ゲームぐらい回せますが、パチンコは300回転ぐらいしか回りません。
だからパチンコは大当たり確率に設定差を付けても、スロットよりも設定毎の確率の差を体感しづらいこともあります。
お客さんは分かりにくい設定差よりも、回るか回らないか?の方がパチンコを打っていて気になるのです。
設定付きパチンコの釘も調整すれば違法になる
あれ?と思った人は、さすがです。
そう、設定付きパチンコでも、ホールは釘調整をしているのです。
本来は、釘をいじらなくても出玉調整できることが目的の設定ですが、ホールは設定も変えて更に釘も調整しているのです。
もちろん、これは違法。
設定付きパチンコでも、釘調整すれば法律に違反することになります。
パチンコの釘曲げを警察に通報してもあまり意味がない
「違法に釘曲げをしているパチ屋を、警察に通報したい!」
と思い、実際に警察に通報している人もいます。
でも僕は、これはあまり意味がないことだと思っています。
期待するほど、警察は動いてくれません。
釘曲げを通報しても負けた腹いせと思われる可能性がある
その理由は、警察は通報に対してそれを真に受けないからです。
よくあるのが、パチンコで負けた客の腹いせによる通報。
「釘が曲げてあって回らないから、5万も負けた」とかですね。
警察もとりあえずは話を聞きますが、実際にホールに見に来る可能性はかなり低いです。
写真や動画を撮って、わざわざ警察署まで提出に行く人もいるみたいですが、これも必ず警察が動いてくれるかと言えば怪しいです。
「分かりました」と返事をもらっても、結局2~3か月間なにも連絡なしってこともザラにあります。
警察に動いてもらうための「通報の仕方のコツ」みたいのもありますが、実際はその所轄の担当者のやる気次第によることが大きいですね。
パチンコ店は、その地区の警察の生活安全課というところが担当の部署です。
この生活安全課の担当官がどういう人かで、対応もかなり変わってきます。
ちょっとだけ、この担当官の気持ちを代弁すると
「忙しいからパチ屋なんかに構ってらんない」
です。
生活安全課が風営法のお店を管理しているわけですが、風営法のお店は何もパチ屋だけではありません。
ゲーセンとかキャバクラも、風営法の対象です。
パチ屋だけでも、10店舗ぐらいある地域もありますよね。
僕の経験では、新台入替の申請書類などはこの担当官に出しに行くのですが、いつも忙しそうにしていました。
事前にアポ取ってから行かないと、嫌な顔されるんですよね…。
こんな状態で「釘が曲がってる」と言われても、とりあえずは「分かりました。調べておきます」ぐらいの返事をされると思います。
警察署の生活安全課ではなく、110番通報する人もいます。
が、こちらも100%取り締まってくれるかと言えば、実際はそうではありません。
110番通報すれば、とりあえずはお店まで警察官が来てくれます。
でも、生活安全課の担当官でないと法律など詳しいことが分からないので、お店には「後日確認します」という対応になることが多いです。
誰がどう見ても、明らかに釘が大きく曲がっているなどではない限り、通報者が期待するような対応はしてくれないと思った方がいいでしょう。
確かに過去には、客からの通報で台の稼働停止や営業停止になったホールもあります。
でも、それは数えるぐらいの件数ですよね。
恐らく、通報自体は年間数百~千ぐらいあると思いますので、これから見れば「通報しても何もしてくれない」ことの方が多いと言えます。
もしくは、厳重注意などの指導で終わります。
ちなみに110番通報すると、必ず通報者の名前と連絡先を聞かれます。
また、パチ屋の店内には高性能の防犯カメラがありますので、通報された台番などからおおよその人物が特定されます。
「だから何だ?」って話になりますが、匿名で通報すれば情報の信ぴょう性も低いと思われてしまいます。
110番通報して自分も立ち会うぐらいの気持ちでいないと、稼働停止などには追い込めないかもしれません。
あとは、その警察官の対応次第になります。
ちなみにですがホール内で釘などをスマホ撮影すれば、出入り禁止になる可能性があります。
釘曲げと言う犯罪行為を撮影しているので、撮影すること自体が違法になるかどうかは別問題です。
しかし、ホールのルールで「撮影禁止」とされている以上、これに違反して出入り禁止になっても文句は言えません。
なんで犯罪トラブルの110番ではすぐ駆けつけるのに、釘曲げの通報には来ないんですかね?違法であり取り締まられるべき案件なのに。
やはり癒着ですか?🤔— 一角くん@なんとヒキ弱 (@Ikkaku_Kun_77v) March 4, 2019
現役釘設定師?の動画曰く大人しく撮影して即警察呼ばないと意味ないってまさにその通りやわ
ワープも詰まるわへそもおかしいわでそのままで撮影して呼んだら見るんで他の台しててください、補償はしませんし撮影したのは削除してくださいって言いやがったからな
美濃加茂の大型店舗や— マグナギガ (@matsutake_by) May 25, 2020
警察は見せしめのために違法な釘調整を取り締まる
警察がホールの釘調整などの違法行為を取り締まるのは、「見せしめ」的な意味合いが大きいです。
どこのホールも釘調整をしていることぐらい、警察は知っています。
しかし、すべてのホールを法律通りに完璧に取り締まるのは、現実としてムリ。
だから「さすがにこれはイカンでしょ」っていうレベルの、釘調整をしているホールから取り締まるわけです。
パチ屋というものは、ライバル店の動向を見て判断することが多いです。
それは新台や出玉状況だけではなく、法令違反についてもです。
例えばイベントは禁止されていますが、
「ライバル店があそこまで告知しているから、ウチもここまでなら大丈夫だろう」
という具合になります。
そして釘調整も同じで、
「ライバル店があそこまで曲げているから、ウチもここまでなら大丈夫だろう」
という感じです。
イベントも釘調整も、やればやるほど集客できて儲かるわけですが、目立ちすぎると警察に摘発される可能性が高くなります。
だからと言って、馬鹿正直に全くの”NOイベント&NO釘調整”では経営が成り立ちません。
ライバル店の動向をチェックしながら、「どこまでなら違反しても、警察は大丈夫なのか…?」という、パチ屋どうしの「チキンレース」みたいなものがあるのです。
警察からしてみれば「釘調整は禁止。法令順守!」と言っているのにも関わらず、明らかに釘を曲げているホールは、ある意味警察にケンカを売っているわけです。
警察だってメンツがありますので、さすがに誰がどう見ても釘を曲げているホールを優先的に摘発します。
そうすることによって他のホールがビビり、しばらくは釘の調整幅やイベントがおとなしくなるのです。
だから、どこのホールもやっているぐらいの釘調整レベルでは、警察もそこまで本気で取り締まろうとはしないのです。
パチンコの釘曲げ問題で書類送検されてるけどこれ見せしめだよね。警察の本気度は伺えるけども
— 山窪 (@yamarisasan) May 2, 2016
ライバル店が警察にチクって通報することもある
違法な釘曲げを警察に通報するのは、何もお客さんだけではありません。
ライバル店が、通報する(チクる)こともあります。
先ほどの「チキンレース」ですが、一番目立つイケイケなホールはライバル店にチクられる可能性が高いです。
他のホールからすれば、「俺たちはマジメに法律を守っているのに…」と思うのは当然だからです。
ライバル店がチクる場合は、生活安全課の担当官へ直接チクります。
担当官もお客さんから言われるより、ホールから言われた方が信ぴょう性が高いと判断します。
そのためライバル店からのチクりで、ホールの不正が発覚することも意外と多いです。
釘を閉めればお客さんから通報され、開ければライバル店からチクられるリスクがあるのです。
たまに釘調整バレてしょっぴかれる店は大抵ライバル店の通報とか警察側の抜き打ち検査での見せしめ
— マツ・D・ユーイチ (@imokenpi244) February 18, 2019
釘調整禁止という建前のようなルールを利用したやり方❗️
釘を開け過ぎてライバル店にチクられ営業停止のケースがあります
そんなセコいことしてライバル潰したい?
正攻法でライバルを潰せよ😠
営業停止になったらそこで働いてるスタッフの生活はどうなる?
客にとっても優良店を失う
— 毒舌ヤン@元パチプロ (@no13yan) August 18, 2020
射幸心を煽るので警察は釘調整は禁止と言っている
警察が「釘調整は禁止!」とうるさく言うのは、もちろん法律で禁止されているからです。
しかし本音(?)は、射幸心を煽(あお)るからという理由があります。
釘をガバっと大きく開けると、お客さんがそれに煽られてパチンコを打ちたくなってしまいますよね。
これを防ぐために、釘を曲げるな!と言っているわけです。
近年のパチンコ(スロットも)は、過激になりすぎて依存症や借金・若者のニート化などが社会問題しています。
こうなるとよく言われるのが、「パチンコは、違法ギャンブルではないのか?」ということです。
またオリンピックが開催されることで、海外からも注目されます。
昼間からパチ屋が満員な光景は、果たして海外から見られてどうなのか…?という問題もあります。
パチンコ業界を監督しているのは警察ですから、パチンコ業界が社会問題化すると「警察なにやってるの?」と世間から非難されるわけです。
だからこそ、遊技台の性能を規制してギャンブル性を抑え、これらの問題を解決しようとする狙いがあります。
確かに釘調整は法律で禁止されていますが、警察の目的は「射幸心を煽って集客するな!」です。
警察への通報は釘を閉めた調整よりも開けた調整の方が対応してくれやすい
釘を調整して射幸心を煽るとは、つまり釘を開けることです。
釘を閉めて回らなくする調整は、射幸心を煽りません。
何が言いたいかと言うと、同じ違法な釘調整でも、開けた釘調整の方が警察は対応してくれやすいということです。
昔みたいに「海物語が大開放!」と釘を開けてイベントをやれば、これが依存症や借金問題につながります。
でも回らない釘調整は魅力がないので、放置しておいても勝手にお客さんが減って行きます。
だから警察は、開けた釘調整の方を厳しく取り締まるわけです。
同じ警察に通報する場合でも、
「釘を閉めていて全然回らない!違法調整だ!」
という通報をするよりも、
「釘が開けてあってグルグル回る!違法調整だ!」
という通報の方が、警察が対応してくれる確率は高くなります。
「全然回らない!5万負けた」
という通報は、
「射幸心を煽っていない+負けた客の腹いせ」
と受け止められる可能性があるので、僕はこのような通報はあまり意味がないと思うのです。
北海道のマルハン木場店が「釘を空けたせいで」行政指導を受けてしまったようです。
しかし、そのおかげでネット上に取り上げられ、逆に大きな宣伝になったのではないでしょうか。
「還元して損をする」とホール側に思わせるべきではないので、ユーザーとしてはどんどん拡散すべき案件だと思います。 pic.twitter.com/8Aeazhobm0— だてめがね@すろぱちくえすと (@y_datemegane50) July 14, 2017
警察に釘曲げを通報しても厳重注意で終わることもある
釘曲げを通報した後、実際に警察が来て稼働停止などになることもあります。
警察の指示で台を止めさせられるわけですが、通報者からすれば「ヨッシャー!営業停止だ」と思いきや、2~3日休んだだけで普通に営業再開することも。
中にはその台だけ稼働を停止し、翌日には何事もなかったように営業していることもあります。
これも、その対応した警察(担当官)次第です。
ホールが素直に「釘曲げました」と認めるわけがなく、
「玉が当たって自然に曲がった」
「ゴト師に曲げられた」
「知らない」
「分からない」
とシラを切り通すので、とりあえず台の故障ということで稼働を止めて、正規の手続きをするように指導します。
1台だけでなく、その機種全部の釘が曲がっている場合や、やはり誰がどう見ても曲がっている場合は、警察も本気で調べるかもしれません。
それでも、緩い(甘い)警察官だと厳重注意で終わることもあれば、熱血な警察官だととことん追求したりもします。
1回目のホールなら見逃してくれる場合もあれば、普段から「日頃の行い」が悪いホールなら”見せしめ”に遭うことも。
これも本当にその対応した警察官次第ですし、地域性によっても違ってきます。
ただ、少なくとも通報して駆けつけた警察官や担当官が、その場で
「はい、明日から営業停止ね」
ということはありません。
稼働停止ならあり得ますか、営業停止になる場合はしっかりと事件として捜査するからです。
・誰が釘を調整したのか?
・いつ、どうやって曲げたのか?
・会社ぐるみなのか?
そして曲がっている釘の証拠写真を撮ったり、遊技台を押収したりもします。
ホール側が処分に不服で、裁判で争って来る可能性だってあるからです。
年に数件は、営業停止処分などになるホールがありますが、やはりこれは全体の通報件数から見ればかなり少ない数字です。
通報してもなかなかすぐに対応してもらえず、警察が来てくれたと思っても厳重注意で終わる…。
1~2日でも営業停止になれば、通報者としては「ザマー!」ですが、実際はその台が稼働停止になる程度が現実と言ったところでしょう。
そう、ヘソ釘に乗っかったりもう完全に一つも玉が入らない状態の動画を撮って警察を呼べば、少しは話になるらしいけど…
どちらにせよ稼働停止にして終わりみたいな、しょーもない対応にしかならないケースが多いわね— 積極派スロッター羽川 (@hanekawapro) March 12, 2020
いやー釘曲げで逮捕とか
パチ全滅に加速しそw
マルハンで知人が技術介入で出玉没収されて出禁受けたので、玉が乗った状態で釘曲げ通報して警察呼んで稼働停止にしたったけど、営業停止にはできませんでした。
店側の言い訳は何だったかな、確か元からこんな感じでした的な
玉乗った状態での通報は強い https://t.co/8Sn6TUrtcP— (@satougyouji) October 22, 2020
【結論】パチンコ台は釘調整することを前提としている。釘曲げがヒドイ店には行かなければいい
僕は「釘曲げを警察に通報しても、あまり意味がない」という考え方です。
でも、実際に営業停止になっているホールは、
・お客さんさんからの通報
・ライバル店のチクり
・従業員や清掃スタッフの内部告発
・警察官の立ち入り検査
など、何らかの形で警察にバレたから営業停止になっているわけです。
だから、通報することが全くの無意味ではありません。
しかし通報者が思った以上に、警察はそこまで真剣に対応してくれないのが現実です。
お客さんが通報する場合は、釘が閉めてあって回らない調整の時です。
釘が開けてある調整の時に、通報するお客さんはいないですよね。
本来なら、開けようが閉めようが釘をいじること自体が違法ですから、どちらの場合でも通報すべきです。
僕から言わせてもらえば、その台が回るかどうかなんて、事前に釘を見ればある程度分かります。
釘が読めなくても、回転数を数えたり玉の流れを見れば、おおよその釘の良し悪しは把握できるはずです。
回らない釘で数万円も負けたのちに通報するのは、単なる腹いせと時間のムダでしかありません。
そんな回らない台で通報したくなるぐらいまで負けるのは、ちょっとソレってどうなの?って思っちゃいます。
通報したところで、使ったお金が戻って来ることもありません。
回らない釘の台は、打たずに関わらないのが一番です。
そもそもパチンコ台は、釘を調整して曲げることを前提としています。
調整しなければ、経営が成り立ちません。
どこのホールも大なり小なり釘いじりはしているので、露骨にヒドイ閉め釘調整をするホールには行かなければいいだけ。
そんなボッタクリホールは、通報しなくてもそのうち自滅して消えて行きます。
回らない釘でも誰かが打って負けるからこそ、ボッタクリ営業を続けられるわけですから。
ディスカッション
コメント一覧
パチ屋なんか存在自体が社会悪
早く全店消えて無くなればいい
このようなコメントは、定期的に頂きます。
パチンコ業界は、こうした声を減らす努力をしなければいけませんね。
「自分さえ良ければ・・・」で今までやってきた業界のツケが、ここ最近で廻ってきたと思います。
ななしーさん、はじめまして。
パチンコ店の釘調整に関して、なるほどと理解出来ました。ありがとうございます。
そこで、一つお聞きしたい事がありまして、以前からずっと気になっていた事なんですが。
パチンコ経営って、釘調整のみで出来るものなのでしょうか?
よく回る台でも出ない台もあれば、あまり回らない台でもよく出る台もあります。
例えば、回収日というのはどのようにして決めるものなのでしょうか?
釘の開け締めだけで損益を調整してるとは、どうしても思えないのですが。
たまに聞く話として、基盤にロムを仕掛けてやってるというものがありますが、本当なのでしょうか?
ななしーさんの説明出来る範囲で教えてもらえたらありがたいです。
こんにちは^^
コメントありがとうございます。
※「名前」、不都合でしたら非表示にしますので教えて下さい。
>パチンコ経営って、釘調整のみで出来るものなのでしょうか?
はい、パチンコは釘調整しかできませんので、釘で何とかするしかないです。
ですから、釘師と呼ばれる人が存在します(今はいないですが)。
一部、台の傾斜(寝かせ)を変えて調整方法もありますが、
パチンコは釘がすべてですね。
で、現在はこの釘調整が禁止になったので、全国のホールが困っているわけです。
釘を調整しなければ、経営のやりようがありません。
そこで、設定付きパチンコが登場したわけですね。
>例えば、回収日というのはどのようにして決めるものなのでしょうか?
回収日や出す日、新台入替やイベントなどは、すべて経営計画によって決めます。
年間、そして毎月の目標売上と粗利があります。
この目標を達成するべく、どこで回収して粗利を確保するのか、どこでイベントをして集客をするのか、などを決めるのです。
ちなみに目標の数字は、本社からの指示です。
>釘の開け締めだけで損益を調整してるとは、どうしても思えないのですが。
パチンコ台1台単位で見ると、釘を閉めても出てしまう台もあれば、
反対に開けても出ない台もあります。
でも、お店全体の釘を閉めれば、ある程度の釘調整なりの割数(出玉率)になるのです。
実際には、機種ごとに調整します。
お店にとって、お客さん個人はどうでもよくて、その機種全体やお店全体で何割か?が重要なのです。
釘ってテキトーに感覚で調整しているように思われますが、
スタートがいくつで1回の大当たり出玉が平均何玉、確変中の玉持ちがどれだけ・・・
で、何割になるって、実は計算されて調整しているのです。
ここが、店長の腕の見せどころです。
しかし、今は釘調整がほとんどできないので、経営はかなり難しいと思います。
>たまに聞く話として、基盤にロムを仕掛けてやってるというものがありますが、本当なのでしょうか?
昔は、実際に遠隔操作は実在しました。
僕も、やっていたホールを知っています。
でも現在は、遠隔操作はほぼないと思っています。
(別記事でたくさん書いていますので、そちらを読んでみて下さい。)
裏ロム(裏物)は今も確かに存在しますが、1台1台裏物に交換する必要があります。
お店全台が裏物というホールは、さすがにないですね。
そもそも、裏ロムはパチンコ屋が自前で作れませんので、怪しい業者から買うしかありません。
その怪しい業者も儲かることしかやりませんので、規制の厳しい今は、昔ほど盛んではないのが現状です。
返信が遅くなってしまって申し訳ありません。
名前を非表示にしてもらえると助かります。よろしくお願いします。
あと、一つ聞いてよろしいですか?
損益の計算が釘調整なのは理解出来ました。ありがとうございます。
例えば、本日爆裂した台があるとしまして、翌日出る場合もあれば全く出ない場合もありますよね。
翌日の朝いきなり1500ハマりスタートの場合は、その日に時間があれば1500ハマるって事なんですか?
要は、台の玉の出玉は、翌日も翌々日も続いてるんでしょうか?
コメントありがとうございます。
(前回分も含めて、名前を非表示にしました)
パチンコは、これから先何回転で当たるとか、何回転ハマるとか
あらかじめプログラムされているわけではありません。
毎回転ごとに抽選しているだけです。
スロットのゲーム数解除みたいに、あと何回転回せば当たると決められているわけではないのです。
1500回転ハマった場合、それはたまたま結果そうなっただけです。
結果論に過ぎず、そう決まっていたわけではありません。
すべては確率です。
確率は、過去の結果に左右されませんので、
どれだけハマってもどれだけ連チャンしても
次の1回転で当たる確率は同じ。
ハマったからと言って当たりやすくなったり、
連チャンしたからと言って、ハマりやすくなることはありません。
ですから、パチンコのデータを見ることって
本当に無意味なんですよ。
僕は、パチンコのデータカウンターは見ません。
「昨日出たから、今日は釘閉めたかな~」程度で、
データを見ることがあるぐらいです。
見るべき点は、釘です。
あと、オスイチとかも意味ないですね。
これもたまたまです。
「運が良いから当たった」、のではなく
「当たったから運が良い」のです。
これも結果論ですね。
この辺りの僕が書いた過去記事が、確率について参考になると思います。
https://パチ屋の裏話.com/sea-story-okinawa-3-1082
https://パチ屋の裏話.com/sea-story-okinawa-2-1084
https://パチ屋の裏話.com/sea-story-okinawa-1087
https://パチ屋の裏話.com/school-of-fish-1019
ななしーさん、こんにちは。
釘が大切だと言うのは何となく理解は出来ましたが、まだ半分くらいです。
そう言う事であれば、どの店舗で打っても基本的に同じだと言う事になりますけど。
釘の調整は別として、大手チェーン店で打っても、小さな店舗で打っても、出方は一緒と言う意味でしょうか?
もちろん稼働率は出玉には影響しますよね?
>釘の調整は別として、大手チェーン店で打っても、小さな店舗で打っても、出方は一緒と言う意味でしょうか?
「出方」を確率と言う意味でしたら同じです。
「出方」を波と言う意味でしたら、そもそも波は読めませんので比べられません。
>もちろん稼働率は出玉には影響しますよね?
出玉には、影響はしないですよ。
但し、釘調整に影響します。
稼働が低い台は売り上げが少ないので、釘を開ける余裕がありません。
そのうち撤去されるでしょう。
そういう事を簡単に言う人が社会悪です。謝って下さい。
すみません。
時代が変わり規制も厳しくなったなら、それに対応していかないと、世間ではただの無能と呼ばれるんですよ。
これまで釘曲げは暗黙の了解だった、釘曲げしないと経営が成り立たないって、ただの言い訳ですよね。
これまで違法と知りながら、何の危機感も持たず、何の対策も取らずにいた事が原因でしょ?
確かにパチンコ業界は、「何とかなる」という他人事の感覚があったのは否定できません。
例えば検定期間は3年なのに、「みなし」という”温情”ですからね。
でもパチンコ店の気持ちを代弁すれば、「今更言われても・・・」なんですよ。
釘を触らないと無理っていうなら、パチンコ台扱うのやめるしかないんじゃないの。
それが、本来認められてる営業の形でしょ。
そうなんです。
ですから、代わりに設定付きのパチンコが登場したのです。
それでも釘調整する。まじこの業界イランね。
そもそも、釘を調整しないと営業自体が成り立たないですからね。
釘を弄りたければ、法律を変えればいいんじゃないですか?
政治家や官僚達と、いっぱい癒着してるじゃないですか?!
それが出来ないなら、釘を弄ってはダメですよ。
この業界は、浮き沈みが激しい業界です。
警察の”さじ加減”ひとつです。
今はオリンピックがらみもありますが、そのうちまた規制(法律)が緩和されるでしょう。
パチンコ業界は縮小されることはあっても、なくなることはありません。
違法行為をしないと経営が成り立たないって、反社会的企業やん
そうですね、確かにその通りです。
風営法通りに営業した結果が、現在の状況です。
ギャンブルなのに、射幸心あおっちゃダメとか無理ゲーだと思います。
昔は、
「正直者はバカを見る」
「バレなければいい」
「他店もやっている」
「警察に注意されたらやめよう」
でしたから。
釘調整をしないと カツ丼みたいに数日で数十万発抜かれる台がありますからねぇ。
そして 新台導入で全く回らない台を遊びやすい丁度良い調整をしてくれている店もあるわけですからねぇ
まぁ私は玉はほぼ打たないんですけどねw
何度か質問させて頂いてるものです。
今までパチンコ店が前日に出玉調整してるものと思ってましたが、釘調整のみとの事でちょっとびっくりしています。あと、毎回転ごとに抽選して履歴の影響が無いのも驚きです。
そこでまた質問です。
そうなれば、釘調整は別として、
例えば私が北斗無双を打つとして、
大手チェーン店で打とうが個人の小さな店舗で打とうが出方は一緒と言う事になります。
台の稼働率は影響しないのでしょうか?
人がほとんどいないお店で私が朝から打ったとしてもそんなに出るとはおもえないのですが。
確率に関して言えば、稼働率は一切無関係です。
大人気の大型店でも、潰れそうな世紀末なホールでも、
同じ北斗無双なら大当たり確率は同じですよね?
稼働したからと言って、当たりやすいわけではありません。
恐らく「打ち込んだから出る」と言う、オカルトなことではないでしょうか?
また、大型店はお客さんが多く稼働が高いため、出ているように「見えます」。
雰囲気がそう感じるのです、がそれは錯覚です。
遊技台1台1台を個別で見て下さい。
他の台の状況は、一切関係ありません。
スロットだって、どこのホールで打っても、
同じ機種の同じ設定なら、同じ確率ですよね。
>人がほとんどいないお店で私が朝から打ったとしてもそんなに出るとはおもえないのですが。
そう感じるだけで、確率は繁盛店と同じです。
同じ型式の台なら、確率は同じです。
当然です。
ただ、ここが重要です。
ガラガラのホールは、出す余裕がないのでボッタクリ調整します。
つまり釘が渋い。
釘調整を別とせず、考慮して考えると
ガラガラのホールは釘が渋いので、出ないような気がするのは正解です。
設定付きの前に封入式が先ではないのかと思う。
そういう案もありましたが、反対されましたね。
釘が調整できないのなら、パチンコではなくピンボールです。
メーカーも、ゲージ構成を考え直す必要がありそうです。
「パチンコに6段階設定付けるぐらいなら、もうスロットだけでいいんじゃね?」っていう人もいます。
釘は、全台同じがいいでしょ。
噂に出てる封入パチンコを早く希望してます。
全台同じ釘で確率だけ違うのが理想。
あと無抽選ゾーンが邪魔ですね。
スロットなら確率回してノーリーチなどありませんが、パチンコではざらです。
当たりより外れをうまく見せないと、パチンコはもう昔のようには流行りませんね。
メーカーは、いつまで経っても気づかないようですが‥。
確かにそのような意見もありますね。
でも、釘が全く同じで確率だけが違うパチンコだと、
もうスロットだけでいいのでは?と思っちゃったりもします。
まぁ時代のせいでしょうね。
今はパチンコに対しての風当たりが強いですもんね。
うちの会社もパチンコやってる奴は出世出来ませんし、下手したら左遷です。
パチンコ店より警察の方に問題があると思います。
自分達で監視できず無法者に好き勝手やらせてるなら、
せめて負けた客だろうが何だろうが
一般市民からの通報には真摯に対応して欲しいもんです。
2021年現在では、不当に釘が開いて様が閉まって様が釘確認シートの存在により、通報された場合には営業停止になる可能性が極めて高い状況です。
負けたからといって、最寄りの所轄等に通報するのはやめていただきたいです。
自らの意思で打ちに来て、負けたからといって憂さ晴らしに通報というのは最低の行為だと思います。
店がどうなろうと知ったこっちゃないので、兎に角俺に金をよこせ。
新台の金払いに来たんじゃねーよ。
うさばらしするな?
店の人間の発想なやな
店の人間はコメントすんなやww
某パチンコ店の店長?マネージャー?が言ってました。
法律では釘は折れたりしない?
おかしな方向に曲がってないか?
メンテナンスしなくちゃいけないんですと、だから釘調整は台にはめて調査する板?の範囲内なら問題ないと。
そんなもんですか?
ちなみにダイ○ム系列の中の小さな夢○という店です。
釘は新台でも折れることがあります。
どこのホールも当たり前のようにやっていますが、
法律で釘調整は一切禁止されています。
玉が通らないほど閉めたり、「親指サイズ」とかまで開ければ
摘発されるリスクは大きくなるでしょう。
行かなきゃ良いだけ。
結局パチンカスだから行くんだよ。
普通の人はとうに卒業した。
未だに行ってるのはほぼパチンカス。
だから養分になるのも当然。
未来のないところへ行く未来のない人種w
オワコンをやる人生オワコン連中。
その見せしめすら一切せず、釘曲げを報告しても調べていると嘘をつくようになったのが、群馬県警の高崎警察です。
この地域は全店違法釘のため、取り締まったら全店営業停止レベルです。
実際に報告して回答を貰ったものの「調べている」ってだけで、違法か違法でないかすら答えられませんでした。
Dステーションの大間々店が釘で営業停止になりましたが、本社からめちゃくちゃ近い倉賀野店の方が酷いにも関わらず、次警察呼んだら営業停止確定なため頑なに来ません。