ゲーセンのパチンコは本物とどう違う?確率など仕組みを解説!

お金がないけど、パチンコやスロットを打ちたい時は、ゲーセンで我慢しますよね~。

18歳未満の人も、ゲーセンなら遊ぶことができます。

でも、ゲーセンのパチンコ・スロットって、本物とどう違うのでしょうか?

大当たり確率などは、パチンコ店と同じなのか…?

こんなゲーセンとパチンコ店との仕組みの違いを、「台」としての違いと「店」としての違いから解説します。




ゲーセンの台とパチンコ店の台は全く違う

まずはパチンコ「台」、スロット「台」と言う、「台」そのものの違いから説明します。

初めに結論ですが、ゲーセンのパチンコ・スロットと、本物のパチンコ店にある遊技台は全く違う別モノです。

ゲーセンに置いてある台は、見た目こそ本物と同じですが、中身(ゲーム性)が違います。

 

ゲーセンはアミューズメント仕様

中身が違う理由は、ゲーセンのパチンコ台はアミューズメント仕様と言って、パチンコ店で使われている遊技台を改造したものだからです。

大当たり確率や出玉数などが変更されています。

アミューズメントとは「遊び」と言う意味で、「ゲーセン仕様の台」と思って下さい。

 

パチンコ店の遊技台は、保通協と言う遊技台を検査する機関の合格を受けたものが、そのまま設置してあります。

お店が触っていい(調整していい)のは、パチンコ・スロットともに設定だけ。

基盤などを改造して、大当たり確率などを勝手に変えてはイケマセン。

遊技台の改造は、法律で禁止されています。

 

でも、ゲーセンにある台は、このパチンコ店で使われていたものを、ゲーセン仕様に改造したものが設置されています。

ゲーセンの台の改造は法律で禁止されていないので、ゲーセンの営業に見合ったように、大当たり確率などが調整されているのです。

これがゲーセンの「台」とパチンコ店にある「台」との一番の違いです。

見た目の外観は同じですが、中身(基板)が改造してありますので、全く別の台と思った方がいいでしょう。

尚、アミューズメント仕様がどんな内容(改造)なのかは、それぞれのゲーセンにより違います。

 

今のゲーセンは、極力本物と同じままで置いてあることが多いです。

ですが、気が付かないだけで、スペックが変更されていることもあります。

ゲーセンの台には、パチンコ店の遊技台のように「メーカー発表の解析値」はありません。

台に書いてある「説明書き」が、そのままその台のスペックになります。

恐らく店員さんに聞いても、本物との詳しいスペックの違いは分からないと思います。

 

昔のゲーセンには、確変図柄やラウンド数などが、大きく変更してある台もありました。

なのでゲーム性が違うどころか、全く別の台を打っているような感覚になるものまでありましたね。

 

遊技料金のルールにも違いがある

ゲーセンとパチンコ店とでは、遊技料金にも違いがあります。

パチンコ店の遊技料金(貸し玉料金)は、パチンコは1玉4円まで、スロットは1枚20円までと決められています。※いずれも税抜き価格

「まで」ですから、1円パチンコや5円スロットはOKですが、この価格を超える5円パチンコや30円スロットはできません。

 

これに対してゲーセンは、100円で200玉や30クレジットなど、遊技料金は店によってバラバラです。

そもそもゲーセンのパチンコは、パチンコなのに「メダル1枚で10玉」などメダルでプレイすることもできます。

100円を投入すると、初めだけ”ボーナスタイム”的なオマケがある台もありますよね。

 

パチンコ店は、法律で遊技料金の上限が決められています。

一方でゲーセンは、お店によって自由に決められると言う違いがあるのです。

そのため、両者を単純に比較することは難しいですが、同じ金額に対して遊べるのは、やはりゲーセンの方でしょう。

 

ゲーセンのパチンコは釘調整ができる

パチンコ店では、近年「パチンコの釘曲げ」が問題になりました。

法律では釘調整を禁止しているのに、それをお店がコッソリ(?)と調整しているからです。

ですから、パチンコ店にあるパチンコ台の釘は、「新台入替の状態から触らずそのまま」という建前になっています。

 

これに対してゲーセンのパチンコ台は、釘調整を禁止されていません。

もう、見た目で曲げているのが分かりますよね。

本物のパチンコ台では、到底マネできないぐらい釘がガバっ!と開いています。

当然、ゲーセンのパチンコの方がグルグルに回りますので、打っていて気分が良いです。

 

両者には風営法上の規制にも違いがある

次にゲーセンとパチンコ店とを、「店」としての仕組みの違いを説明します。

どちらも風営法という、法律の許可を受けて営業しています。

しかし、その風営法の中でも、両者には違いがあるのです。

 

少し専門的なことを話すと・・・

・パチンコ店は風俗営業法の第4号営業

・ゲームセンターは第5号営業

という違いがあります。

 

ゲーセンは景品交換や換金ができない

風営法は解釈があいまいな表現があるため、素人ではすべてを理解するのは難しいです。

担当の警察官によっても、人により言ってる内容が違うこともあるぐらいです。

でも、ゲーセンとパチンコ店との一番の明確な大きな違いは、

「景品交換ができるか?換金ができるか?」

でしょう。

 

ゲーセンは、玉やコイン(メダル)を景品に交換したり、ましてや換金したりすることはできません。

風営法で禁止されているからです。

パチンコ・スロットに限らず、その他のゲームでもプレイしたその結果に応じて、景品を提供することはNGとなっています。

ゲーセンは「遊ぶこと」が目的ですから、景品と交換してはいけないんですね。

換金なんか、もってのほかです。

 

え…?

でも、ゲーセンのスロットで当たると「ポイント券」などが出て来て、それを貯めると景品と交換できるシステムありますよね?

実は、これは風営法から見れば違法です。

警察が黙認しているだけですね。

 

特例として、UFOキャッチャーなどでは、800円までの景品は認められています。

(市場価格が800円までで、直接獲得できるものに限る)

ですから任天堂スイッチやプレステなどの景品はNGになります。

 

現状を見ると、当たり前のように高額景品がゲーセンに置いてありますが、あれは本来は違法です。

実際に、警察による取り締まり(指導)もあります。

風営法は本当に解釈が難しく、また警察もすべてのゲーセンを常時、取り締まっているわけではありません。

交通違反と同じで、現実的にはすべてを取り締まることはムリです。

 

一方で、パチンコ店は景品に交換したり、現金に換金することができますよね。

ここがゲーセンとパチ屋の、一番の違いになります。

 

「え?パチンコ店も換金できないのでは?」という疑問について説明します。

パチンコ店は表面上は直接換金しておらず、「3店方式」というやり方で間接的に換金しています。

これが違法かどうか?賭博になるのでは?という議論は昔からありますが、黙認されているのが現状です。

ただお菓子やタバコ、そして”特殊景品”に交換することは、法律上はOKとなっています。

厳密に言えば「景品」ではなく「賞品」ですが、ここでは当記事の趣旨と違いますので説明を割愛します。

 

このようにパチンコ店は景品交換や換金ができますが、ゲーセンは「遊ぶだけ」で景品交換・換金はできないという、大きな違いがあります。

 

ゲーセンも客が負けるような仕組み

「ゲーセンのパチンコ・スロットなら勝てるのか?」と言う疑問を持つ人がいます。

この答えは簡単で、そもそもゲーセンは換金できない=お金は増えない、ので勝てません。

 

また、いくらアミューズメント仕様で「遊べる」と言っても、ゲーセン側が儲かるように設定されています。

ゲーセン側も、100円で高額景品をいくつも取られたら、赤字になり経営ができないからです。

運が良ければ一時的に玉やメダルが増えますが、当たらないと数千円使ってしまうことだってありますよね。

結局は、ゲーセンもパチ屋と同じように、お客さんが負けるような仕組みになっているのです。

 

ゲーセンは年齢制限なく遊べる

もう一つ、ゲーセンとパチンコ店との大きな違いは、遊ぶことができる年齢制限です。

パチンコ店は、18歳未満は入場できません。

遊技するどころか、入場すらも禁止されています。

昔は子供連れで…とかありましたが、今はかなり厳しく子供の入場は絶対にムリ。

18歳未満の入場を黙認すれば、お店が営業停止になってしまいます。

 

ただ、18歳未満という年齢制限だけですので、高校生でも満18歳なら遊技できます。

あとは、校則で禁止されているかの問題ですね。

 

ゲーセンはパチンコ店のような年齢による入場制限はありません。

18歳未満の子供でも、パチンコ・スロットを打つことができます。

これが教育上、良いか悪いかの議論はありますが、法律上は問題ありません。

 

ただ、各都道府県の条例で、

「〇〇歳未満の〇〇時以降の入場は禁止」

というルールはありますので注意が必要です。

こちらも昔は甘かったですが、今は結構厳しいですよね。

尚、スーパーなどの一角にある”ゲームコーナー”は、風営法の規制対象外ですので、この場合は年齢制限はありません。

 

【結論】ゲーセンよりも1パチがおすすめ

僕も、昔はお金を使いたくなかったので、ゲーセンのスロットで我慢していたことがありました。

4号機の吉宗とか、よく打ってましたね。

本物のパチンコ店で打とうと思うと、予算は10万円ぐらい必要ですから。

 

でも、ゲーセンのスロットでハマると、5千円とか使ってしまうこともあります。

しかも、結構お金を使うスピードが早いです。

「5千円もゲーセンで使うなら、本物のスロットで勝負した方が良かった…」

といつも後悔しています(笑)

 

でも、今は1円パチンコや5円スロットなど、パチンコ店には「低価貸し」があります。

予算が5千円もあれば、ゲーセンと同じぐらいか、それ以上に遊ぶことが可能。

運良ければ景品交換や、換金して勝つこともできます。

少しでも「儲けたい」「勝ちたい」という人は、僕はパチンコ店の1パチや5スロを打つことをおすすめします。

ゲーセンはあくまでゲームそのものを楽しむところ」です。

景品や儲け目当てで、行くようなお店ではありません。

 

また、ゲーセンでパチンコ・スロットの練習をしても、僕はあまり役に立たないと思います。

すでに説明したように、ゲーム性が改造してあったり、遊技料金が違うからです。

「台」としても「店」としても違うので、ゲーセンでの知識は、あまりパチ屋には活かされないかと。

唯一、スロットの目押しの練習は本物のパチンコ店で打った時に役に立ちます。

実際に目押しの練習で、わざわざゲーセンに打ちに行く人(大人)もいるぐらいです。

自分の目的や予算・年齢などから、ゲーセンか本物のパチンコか?を選んでみてはどうでしょうか。

 

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