パチ屋で他店の店員は何を調査しメモしているのか?
パチンコやスロットを打つ際、競合他店のスタッフがメモを取りながら、何かを調べている姿を目撃したことはありませんか?
彼らが何を調査しているのか・・・?
そのメモには、どんな情報が含まれているのか?気になると思います。
この記事では、このような調査を行っている、他店スタッフの目的について掘り下げます。
【先に結論】
・他店のスタッフは、客の数をカウントしています。
・客数の他に、女性客の比率、出玉の状態、新台及び人気機種の利用状況、客層、ホールの雰囲気なども調査項目としています。
目次
客数を機種別に調査し記録している
角台でパチンコやスロットを打っていると、競合他店のスタッフがボードやノートを持って、何かを調べているのをよく目にします。
この行動は「頭取り」と呼ばれる、ライバル店の視察活動です。
彼らが記録しているのは、主に訪れているお客さんの数です。
お客さんを「機種別」に数えることが一般的です。
人気機種や出玉の状況も調査する
もちろん、ホール全体のお客さんの数を記録するのは基本です。
しかし、特定の機種、例えば「海シリーズ」のような人気機種の動向も詳細にチェックします。
加えて、女性客の数や出玉の状態も、重要な調査項目です。
新台の導入時には、どの新機種を何台導入したか?
撤去した機種、移動した機種の詳細も記録します。
こうした情報を収集することで、
・同じ機種でも自店より稼働が良い
・イベントの反応が良い
・〇曜日は稼働が良い
・自店の常連客が遊んでいる
という情報が得られます。
人数だけでなく、出玉の状況や客層、ホールの雰囲気など、数字だけでは捉えられない情報も収集の対象となります。
午前・午後・夜の3回ほど調査する
調査から戻ると、収集したデータをもとに店長に報告します。
1日に3回ほど、他店調査に行くのが一般的です。
午前10時、午後3時、夜7時の1日3回が、その主な時間帯になります。
バイトが他店調査を担当する
他店調査は、主にアルバイトスタッフが担当します。
もし、正社員や役職者が他店調査に出かけてしまうと、自店の運営に支障をきたすからです。
人手不足により、今では業者に調査を依頼するホールもありますね。
役職者が調査することもある
それでも、時には正社員や店長自らが、ライバル店の調査に向かうこともあります。
アルバイトでは対応できないような、釘調整をチェックするなど詳細な調査が必要な場合です。
また、ライバル店は固定ハンドルを容認しているか?
目押しサービスを続けているか?
イベントの告知をしているか?
などを調査する時も、役職者が調査に行きます。
パチンコの知識があることが条件
ライバル店の調査に向かうバイトは、誰でも良いわけではありません。
単にお客さんの数を数えるだけなら、新人バイトでも可能です。
しかし、慣れていない新人や、パチンコをよく理解していないバイトだと、新台がどれか分からなかったり、1パチと4パチを混同するなどの問題が生じることがあります。
例えば、新台が10台しか導入されていないのに、「15人が遊技している」と報告して来るスタッフもいます。
これでは、調査の意味がなくなってしまいますよね。
結局のところ、パチンコやスロットについて、十分な知識を持つバイトが他店調査を任せられます。
他店調査は「お互い様」の精神
そもそも、他店の店員がライバル店に入って、人数を数えるのは認められているのでしょうか?
これは特に問題はないとされています。
「島内には立ち入らないで欲しい」と、その店から言われることはありますが、「人数調査禁止!他店の店員は出入り禁止!」はほとんどありません。
多くのホールが他店調査をしており、「お互い様」の理解のもとで行われているからです。
調査時にはマナーに気を付ける
ライバル店を調査する際は、特にマナーに気を付ける必要があります。
いくら「お互い様」でも、やはり他店スタッフに堂々と人数を数えられるのは、その店にとって気分が良いものではないからです。
島端で客数を数える際や、その店のスタッフと顔を合わせた時には会釈をします。
スタッフの仕事の邪魔をしないように、通路を譲るなどの気配りも必要です。
調査スタッフは、「自店の代表として調査に来ている」という意識を持つことが大切です。
数取器を使って人数を数える
ライバル店が大規模な場合、客数が数百人、時に千人以上に達することもあります。
このような状況での調査では、野鳥観察などで用いられる数取器(カチカチする道具)を活用します。
これにより、頭の中で一人ずつ数えることなく、効率的に正確に人数をカウントすることが可能です。
もちろん、多少の誤差は避けられませんが、これは人数調査において仕方のない部分です。
調査中も給料が支払われる
ライバル店の調査も、仕事の一環です。
もちろん、勤務時間としてカウントされ、時給が支払われます。
ただし、同じ調査でもスタッフによる違いが、明確になることがあります。
例えば、一般的に30分ほどで調査を終えて戻るところを、中には1時間近くかかる人もいます。
これは監視が行き届かないことを理由に、調査の途中でサボっているからです。
先ほどの新人スタッフのケースと同様、信頼できない従業員には他店調査は任せられません。
移動手段は車や自転車・徒歩で
多くのパチンコ店は少なくとも、社用車を1台は保有しています。
これを使用して、ライバル店の調査に出向きます。
従業員が私用車で調査に行き、事故が発生した際のトラブルを避けるため、基本的には社用車が使われることが多いです。
また、運転免許を持っていない従業員には、他店調査を任せられないことになります。
ただし、ライバル店が近い場合は、自転車や徒歩で移動します。
道路を挟んで向かいにあるようなライバル店の場合は、徒歩で調査に行くことが一般的です。
【結論】ライバル店調査は重要な業務
どの業界にも、競合他社の調査は行われています。
しかし、パチンコ業界では、この調査はかなり重要です。
激戦区だと半径数百メートル以内に、5~6店舗もパチンコ店が乱立していることもありますからね。
このようなケースでは、1日に4~5回調査に行くこともあります。
逆に言えば、その地区で1店舗しかないパチンコ店は、ライバル店が存在しないので他店調査には行きません。
また、近隣にライバル店があっても、すでにオワコンなホールには調査に行かないことが多いです。
調査に行っても、どうせ10人ぐらいしかいないって分かりますからね(笑)
今ではネットで、ある程度の出玉情報は見られます。
しかし、実際にホールに足を運んで調査しなければ、分からないことは多々あります。
ライバル店の動向を見て、店長は自店の営業方針を決めています。
こういう意味では、他店調査はかなり重要な業務と言えるでしょう。
パチ屋の店員はリモコンで何してる?大当たりを遠隔操作してるのか解説!
パチ屋の店員がウザい!話し方や態度などがムカつく体験談まとめ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません