スロットにBモノ(裏物)を注射した店長の危ない体験談!【実話】


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フィーバー!

元店長の”ななしー”です。

 

今回は、スロットのBモノ(裏物)について、僕の過去の危ない体験談からお話しします。

もう15年前ぐらいの出来事なので、時効ですよね・・・?

もちろんすべて実話です。

 



「かばん屋さん」が注射してBモノ(裏物)に

まず、初めにお断りしておきます。

 

この記事のタイトルから「店長の僕自身が、Bモノ(裏物)に交換したの?」と思う人がいますが、さすがにそれは違います。

僕には、そんな技術も度胸もありません(笑)。

自分のホールに「かばん屋さん」が来て、Bモノ(裏物)の交換(注射)に立ち会ったという危ない体験談です。

 

まずは、言葉の意味から説明しておきましょう。

 

「かばん屋さん」とは、カバンひとつでパチンコ店に営業する怪しい業者さんのことです。

決して、高級ブランドのバッグを売りに来る業者ではありません。

 

そして、パチンコやスロットで言う「B(ビー)モノ」とは、俗に言う裏モノ・ 裏基板・裏ロムのことです。

 

「Bモノ」の「B」は、かばん(バッグ=Bag)の「B」です。

僕は、B級品の「B」かと思っていましたが、 いずれにせよ正規ではない不正な遊技台の隠語を表す言葉です。

 

「注射」とは、裏ロムに交換することです。

注射と聞くと、何かを注入して付け加えるようなイメージがありますが違います。交換することです。

大抵の機種は、裏ロムに交換することによって「暴れん坊」になったり「覚醒」したりするので、このような「注射をする」と言う言葉が使われているのではないかと思います。

 

裏モノとは、正規ではない不正なもの。

裏基板とは、正規ではない基板のこと。メイン基板やサブ基板など、基板全体のことを指す。

ロム(ROM)とは、基板についている部品の一つで、ここで大当たりの抽選などをしている重要な部品。

不正なロムなので裏ロム、です。

 

↑ROMです。

 

つまり「Bモノ(裏物)に注射する」とは、正規の基板を「不正な裏ロムに交換する」という意味です。

 

「あそこのホールの○○はBモノだ!」

「あの機種は注射してある」

 

といった具合に使います。

 

そしてこれらBモノ(裏物)に注射するのは、「かばん屋さん」が閉店後こっそりと来て作業していきます。

もちろん内容が内容だけに、アルバイトはもちろん一般社員も役職もすべて帰った後、責任者である店長だけがその危ない作業に立ち会います(汗)。

 

Bモノ(裏物)に注射する方法は?

各遊技機メーカーも、簡単に基板やロムが交換されないように、色々と不正対策がされています。

 

スロットのメイン基板には「カシメ」というものを取り付けてあり、「カシメ」を壊さない限り基板のケース(フタ)が開けられないようになっています。

そしてこの「カシメ」は、一度壊すと元に戻らない作りになっています。

この「カシメ」が壊されていたら、何らかの不正行為があったとすぐにわかるのです。

 

↑基板のイメージをつかんで下さい。

 

今回の僕のこの危ない体験談は、今からもう15年ぐらい前のお話です。

今の遊技台は、もっと不正対策が強化されていると思います。

 

僕は、かばん屋さんがBモノ(裏物)に注射する作業に立ち会ったのですが、もちろんその作業を手伝ったり真後ろで見ていたわけではありません。

もちろんBモノに交換する手口は気になりますが、堂々とは見られないですし、ましてや聞くこともできません・・・よね。

 

それとなく遠間から通りすがりに覗いたりしましたが、具体的な交換方法まではわかりませんでした。

別にBモノに交換する方法を知ったところで、何かをするわけではありませんが・・・。

 

店内の防犯カメラで見れたのでは?と思うかもしれません。

でも防犯カメラで見たら、Bモノ(裏物)に注射していることが証拠に残っちゃうじゃないですか!(笑)

 

パチンコ店の防犯カメラは、画質がかなり良くズームもでき、そして常時録画されています。

録画データの保存期限も結構長いです。

 

こんな危ない作業ですから、自ら証拠を残して墓穴を掘るわけにはいきません。

かばん屋さんが閉店後に来たこと自体も内緒です。

僕は何も見ていません(笑)。

 

ですから、かばん屋さんが来る前から、店内のすべての防犯カメラを全く関係のない台や、壁や天井に向けて証拠を残さないようにするのです。

もちろん「オートズーム」も解除して固定しておきました。

 

ドライヤーを使う??

ただ、ウロウロした甲斐があって(?)、ひとつだけかばん屋さんの手口がわかりました。

それは、ドライヤーを使っていたのです。

 

「カシメ」の他に「封印シール」というものが、メイン基板には貼り付けてあります。

これはメイン基板のフタと本体とに、跨(またが)るように貼り付けてあるシールです。

 

シールだから簡単に剥がせますが、一度はがしてしまうと「開封済み」という文字が残ってしまい、二度と元には戻せないという仕組みです。

つまり「開封済み」の文字が残っていたら、メイン基板のフタを開けて何らかの「悪さ」をした可能性があると疑えます。

 

↑よく見ると「開封」の文字が・・・

 

驚くことに、かばん屋さんが作業した後は、「カシメ」や「封印シール」は全くの元通りになっていました。

素人目では、どうやってメイン基板のフタを開けたのかわかりません。

 

もちろんメイン基板の番号は同じですから、基板ごと交換したのではなく中のロムだけを交換したのは間違いありません。

ドライヤーを使っていたことから、おそらく何らかの薬品とドライヤーの熱を使って、封印シールをそっと剥がしたのでしょう。

もしくは封印シールは強引に剥がして、残った「開封済み」の文字を綺麗に剥がして消して、別に用意した同じ封印シールを貼り付けたのではと思います。

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Bモノ(裏物)に注射するとどうなる?

さて、スロットの基板をBモノ(裏物)に注射すると一体どうなるのでしょうか?

 

それはもちろん皆さんが大好きな、大連ちゃんや大ハマりを繰り返す裏モノのスロットになります。

ここでは具体的な機種名までは伏せますが、まあ沖スロです(笑)。

俗にいう「スイカバージョン」ていうやつです。

当時は、裏モノを使っているホールもちらほらありましたので、全国的にも有名ですね。

 

僕のいた店では、沖スロは全機種裏モノでした(あ、言っちゃった)。

ゲーム性は、裏ロムのバージョンによって様々です。

大抵の裏物は、通常時の小役が大幅にカットされていて、湯水のごとく1000円札がコイン貸し機に吸い込まれていきます。

 

天井があるバージョンもありましたが、天井がないバージョンは千回転超えのハマりはザラでした。

分かりやすく言えば、ミリオンゴッド状態です。

 

またBモノは、すぐにコイン切れになるので店員も大忙しです。

両替機の千円札がすぐに「札切れ」になるので、役職も大忙しです。

コイン貸し機から千円札を回収する際、両隣のお客さんから睨まれるのは言うまでもありません。

この時ほど「千円札が自動回収の島設備だったら、どんなによかったことか」・・・と思ったものです。

 

そしてBモノ(裏物)に注射された台は、一度大当たりすれば大連チャンが期待できます。

こちらも大当たりの度にすぐにコイン切れになるので、店員も大忙しです。

沖スロのコインは大きいので、ホッパーにあまり枚数が入らないのですよ。

自動補給の島だったら楽ですが、自動補給だとゴトをやられた時に無限にコインを抜かれますからね。

不正対策には、手動補給が効果的なのです。

 

一撃数千枚もザラではなく、1日に何台かは「万枚越え」の台もありました。

本来の沖スロは、穏やかな波の完全告知のAタイプのハズ・・・です。

どちらかといえば「初心者でも遊べるスロット」なハズ・・・です。

 

でも僕のお店の沖スロは、Bモノ(裏物)に注射されたことにより「暴れん坊」になってしまったのです。

 

 

Bモノ(裏物)がバレるとどうなる?

もちろんBモノへの注射は、本社からの指示ですよ。

店長レベルで、とても判断できる内容ではありません。

仮に店長が直接かばん屋さんに「発注」しても、本社に経費の請求をすることができないですからね。

 

そして何よりも危ないのが、もちろんバレたら営業停止です。

いや当時でも、もしかしたら営業取り消しになる可能性も十分に考えられます。

 

その店の責任者である店長は、Bモノ(裏物)がバレると100%逮捕されます。

もし捕まったとしても「本社からの指示で、Bモノ(裏物)に注射しました」とは言えません。

会社ぐるみでやっていた事が分かれば、より罪が重たくなりますからね。

ここは、暗黙の了解で「店長一人の独断でやった」ことになります。

 

でも先ほども言いましたように、Bモノ(裏物)に注射した経費などは、本社の指示がなければ支払うことはできません。

ですから、もしBモノ(裏物)に注射したことがバレて店長が捕まったら、本社はそれらの全ての証拠隠滅するでしょう。

 

実はこのカバン屋さん、数年後に捕まりました。

うちの会社が原因で、じゃないですよ。

もちろん「お世話になった」カバン屋さんが捕まったので、いつうちの会社に捜査の手が伸びるのかわかりません。

 

マジでこの時の僕は、自分も捕まるんじゃないかって本当にビビりましたよ。

そして本社からは、このカバン屋さんに関する書類、電話帳の電話番号、パソコンのデータなど全て削除破棄するように電話で指示を受けました。

普通ならFAXで流れてくるんですけどね。

もちろんこれも証拠を残さないためです。

 

いや、今思い出しても本当に危ない橋を渡っていたなと思います。

風営法違反の時効って何年でしたっけ?

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Bモノ(裏物)のお客さんの反応は?

言い忘れましたが、当たり前ですがBモノ(裏物)に注射したことは公にできません。

当時は、まだ過激なチラシ広告やイベントが規制されていませんでしたが、さすがに「新台入替」ならぬ「新”ロム”入替」というチラシを入れる勇気は、僕にはなかったです(笑)。

 

まずは、その沖スロをノーマル基板(正規ロム)のまま新台入替します。

つまり初日は、お客さんは普通に沖スロの新台を楽しんでいます。

 

しかし、初日の営業が終わって閉店後にかばん屋さんが登場。

Bモノ(裏物)に注射して行きます。

すると、次の日からその沖スロは突然凶暴な性格に変わります。

 

ちなみに店長である僕は、Bモノ(裏物)に注射する作業にも立会い、それから数日間はホールの開店にも立ち会います。

ほとんど寝られません。

このような注射したBモノ(裏物)は、 誤作動を起こす可能性があります。

元々正規ではない不正なロムなので、予想外のトラブルがあると社員や役職では対応できないからです。

 

もちろんBモノ(裏物)に注射したことは、そのお店の中で知っているのは店長の僕だけです。

 

初めは、お客さんもBモノ(裏物)に注射されたことに気がつきません。

でも何台か大当たりしていくうちに、だんだんと島の空気が変わっていくのが分かるのです。

 

僕は、事務所の防犯カメラでその様子を見守っているのですが・・・。

ある日、アルバイトスタッフが事務所に来て「店長、お客さんからこれ裏モノか?って聞かれたんですけど・・・」とストレートな質問をされたことあります。

すいません、少しは空気を読んで欲しいです(笑)。

 

当然ながらBモノ(裏物)に注射したことは言えませんので、「そ、そんなことあるはずないよ。連チャンしたりハマったりするのは、他の機種でもあることだよね」と、しどろもどろで目が泳ぎながらゴマかした記憶があります。

僕って嘘つくの下手なんですよ。

 

そのアルバイトは、バイト帰りに毎日他店でスロットを打つ「スロッター」なので、真実は分かっているはずです(笑)。

 

そのうち主任が僕のところへ来て「店長、あの新台の沖スロって・・・」と、少し僕に気を遣った様子で聞いてきます。

主任ぐらいになら・・・と一瞬頭をよぎりましたが、やはり危ない橋を渡るのは僕一人で十分です。

変な責任感があります。

 

主任としては、ゴト師に裏基板に交換された可能性があるのでは?と思っていたようです。

でも、さすがに1機種○○台あるうちの全台が、一斉にゴト師に基板交換されるのは考えにくいでしょう。

その時の僕は、主任に何と答えたか忘れてしまいましたが、否定もせず肯定もせずうまくごまかしたような記憶があります。

 

 

Bモノ(裏物)が警察にバレそうになった!?

その沖スロをBモノ(裏物)に注射してから数カ月後、本社より警察が順番にBモノ(裏物)の検査に回っている、と言う情報が伝えられました。

そこで本社の指示により、再度カバン屋さんを呼んで「新”ロム”入替」です。

正確には、元の正規ROMに戻す作業ですが。

 

作業内容は、前回と同じです。

またドライヤーを使ってるのが見えました。

 

そして翌日の開店。

とりあえずBモノ(裏物)に注射された不正なロムではなくなったので、少しは僕も気持ちが落ち着きました。

過去は消せないですが、とりあえず現状は法令遵守な「優良ホール」です(笑)。

できれば、このままもう危ない橋は渡りたくない・・・。

 

開店直後は、いつものように沖スロの常連のお客さんが必死に打っています。

3万円分ぐらいまとめて1000円札に両替してますね。

 

でも開店から1時間ぐらいすると、お客さんがまた一人また一人と沖スロをやめていきます。

 

そしてアルバイトスタッフからインカム(店員同士の無線)で、

「店長すみません! お客さんから”この台、スイカが揃ったのに当たらないぞ!店長呼んでこい”ってクレームがあったんですけど・・・」

言われました。

すいません、少しは空気を読んでほしいです(笑)。

 

さすがにアルバイトに説明をさせるのは酷ですので、もちろん僕は自分でお客さんの元へ行きましたよ。

 

そして

「この機種は、このハイビスカスが光ったらボーナス確定です。スイカはただの小役であり、揃ったからといってボーナスが確定するわけではありません。」

と、棒読みでマニュアル通りの説明をしました。

 

お客さんも何か言いたそうでしたが、店長である僕がそう言うのと、実際の台の挙動から何かを察してくれたのでしょう。

それほどゴネることもなく、他の機種へ移動して行きました。

 

こうしてホールに平和が訪れたのです(笑)。

 

以上が、僕の危ない体験談になります。

いや、ほんと一歩間違えれば、僕は逮捕されてホールは営業停止以上確実です。

いくら会社からの指示とはいえ、もう危ない橋は渡りたくないですね。

 

 

余談

僕のホールにBモノ(裏物)に注射した沖スロが稼働している間、ニュースで裏モノと遠隔操作で有名な某ホールが摘発されたのを知りました。

○○○ という名のホールです。

 

もちろんそこの店長は逮捕され、ホールは営業停止となりました。

地元では、裏モノと遠隔操作で有名でしたからね。

 

こういうニュースは、心臓に悪いです。

警察もある種の「見せしめ」の意味で、取り締まりを強化しています。

 

でもBモノ(裏物)に注射するかどうかは、本社からの指示です。

店長である以上、サラリーマンである以上、それには逆らえません。

断れば店長から降格させられます。

 

あ、僕がいたこの会社をどこのパチンコ店グループか、詮索するのはやめてくださいね。

 

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1 個のコメント

  • 元、かばん屋です。なつかしいです。また、そんな時代が来てくれれば良いのですが、その様な時代は終わりました。V2、V4まででした。
    残念です。

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