なぜパチ屋は店内の写真や動画撮影を禁止しているのか理由を解説!
パチンコ・スロットを楽しむ人々が、スマホを手にしてプレミアムな演出や、プレイ動画を撮影する光景が増えています。
これらをTwitterや、その他のSNSに投稿する人がいる一方で、動画を編集しYouTubeで公開することを目的とする人もいます。
しかし、多くのパチンコ店では、店内の撮影が厳しく禁止されています。
本記事では、パチンコ店が撮影を禁止する理由について詳しく説明します。
実は店舗にとって、撮影が望ましくない様々な理由が存在しているのです。
【この記事で解説する内容】
・店内で撮影が禁止されている背景
・撮影が許可されない理由
・SNSにアップする時の注意点
目次
パチンコホール内での撮影禁止の理由
パチンコ店内での撮影が禁止される、主な理由を以下に紹介します。
撮影が事実上、黙認されることもあります。
しかし最悪の場合、法的なトラブルに発展することもあるため注意が必要です。
顧客のプライバシー保護のため
第一に、顧客のプライバシー保護が挙げられます。
パチンコ店は成人であれば誰でも利用可能ですが、なかには家族や友人に知られずに来店することがあります。
自分がパチンコを楽しんでいることを周囲に知られたくない、と感じている人は意外と多いのです。
・パチンコをすることで否定的な印象を持たれる
・借金をしてまで遊んでいる、または使うべきではない資金を使っている
・家族や配偶者からパチンコを禁じられている
これらの理由から、パチンコを秘密にしている人が多くいます。
特に既婚者や、専業主婦の間でこの傾向が見られます。
その結果、パチンコ関連のYouTubeチャンネルでは、他の顧客の顔にモザイクをかけるなどの配慮がされています。
また、店内での撮影が行われる場合は、事前に「撮影が行われます」という通知がされることが一般的です。
YouTubeのショートなどで、無断で他人のパチンコの様子を公開することは、肖像権の侵害にもなり得ます。
釘調整の証拠を防止するため
釘調整はパチンコ店では一般的な行為であり、法的な規制の範囲内であれば「メンテナンス」として認められています。
しかし実際には、許可された範囲を超えて調整が行われることもあります。
顧客が店内で写真を撮影し、それが原因で釘調整が警察に発覚すると、店舗は営業停止処分を受けるリスクがあります。
また、SNSに釘が閉まっている画像が投稿されると、これから訪れようと考えている顧客に、ネガティブな影響を与える可能性があります。
これを避けるために、YouTubeでの撮影が許可されている店舗であっても、「釘を映さない」というルールを設けているところがあります。
確定演出がハズレるリスクを回避
長年パチンコを愛好する人々や、熟練者なら理解しているでしょうが、パチンコにおいて「絶対に当たる」という演出は実在しません。
たとえプレミアム演出が登場しても、その信頼度は「99.9999%」とほぼ確実ですが、ごく稀には外れることがあります。
一般的にパチンコファンの間では、次のような経験談がよく語られます。
・海物語でサムが登場しても外れる
・北斗の拳でエイリアンが現れても外れる
・京楽の機種でPフラやエアバイブが発生しても外れる
これらの例外的なケースは、機械の不具合やバグによるものです。
本来は大当たりが出るはずが、演出上でハズレとなる場合もあります。
これは大当たりを判定する基盤と、演出を制御する基盤が異なるために発生します。
このような現象が起こる可能性があるため、パチンコ雑誌やYouTube動画では「大当たり濃厚」という表現を用いたり、メーカーの冊子には「大当たり確定?!」と疑問形を用いてあえて曖昧にしています。
プレミアムハズレが実際に起きた際には、それがホールのイメージダウンにつながりかねません。
多くの目撃者がいる場合は、特に店の評判に影響を及ぼすため、店舗ではプレミアム演出の撮影を禁じています。
YouTube撮影には事前の許可が必須
YouTubeなどでパチンコの撮影が可能なのは、事前にホール側との許可を得ているからです。
撮影が許可された場合、一般人でも問題なく撮影することができますが、撮影許可を出す店舗は非常に限られています。
また、撮影許可を得たとしても、多くの規則や制限が設けられるのが一般的です。
YouTubeで公開されている動画を見ると、しばしば同じ店舗で撮影が行われていることがわかります。
また、店舗の名前が出されないことも多いです。
地域によっては、来店撮影が完全に禁止されている場所もありますが、ほとんどの場合、他の顧客の配慮を理由に撮影が制限されています。
YouTubeチャンネルを運営し、収益化を目指す場合は、撮影の許可を必ず取得してから行うようにしましょう。
無許可で撮影し公開すると、法的な問題に発展する可能性があります。
結論:店側には施設管理権が存在する
この記事では、パチンコ店での撮影が一般的に禁止されている理由について説明しました。
実際には、珍しい演出やプレミアム演出が発生した場合の撮影ぐらいなら、多くの店舗が黙認しています。
しかし、他の顧客が映り込むことや明らかに釘の撮影を行い、それをYouTubeにアップするようなケースでは撮影が禁止されています。
トラブルが発生する前に問題を防ぐため、常に店舗のルールを遵守しましょう。
尚、お店や施設などには「施設管理権」という、法律上の権利が存在します。
「店内撮影禁止」や「撮影したから退店、出禁」は、この権利の範囲内と解釈されるのが一般的です。
お金を使っているお客さんだからと言って、何でも許されているわけではありません。
多くの顧客が訪れるパチンコ店でも、店舗側には一定の範囲で顧客の選別を行う権利が存在するのです。
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