スロットの店員の目押しサービスの禁止理由は?風営法という法律内容についても


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フィーバー!

元店長の”ななしー”です。

 

今回は、パチンコ店の店員による「目押しサービス」について考えてみたいと思います。

 

昔は、スロットで目押しができないお客さんは、ボーナスが確定する度にコールボタンで店員さんを呼んで、目押しをお願いしていましたよね。

でもここ数年の規制強化により、この店員による目押しサービスも禁止されてしまいました。

 

ボーナスが確定しているので、目押しするぐらいのサービスは良いのでは?と思いがちですが、実はこれにはちゃんとした根拠があったのです。

早速それを説明してきましょう。

 

先にこの記事の結論をまとめておきます。

 

・パチンコは、偶然の結果による博打(賭博)ではありません。

お客さんの「遊技(わざ)」の結果として「賞品」を得るものです。

ですから、他人がその「遊技」に手出しをしてはいけないのです。

 

・・・まとめても、意味がよく分かりませんよね?(汗)

とりあえず読んでみて下さい。

 



店員が目押しサービス禁止の理由は?

僕がパチンコ店の店長をやっていた時代は、当たり前のようにスタッフがお客さんの代わりに目押しサービスを行っていました。

ボーナスが確定しているのに目押しができないと、どんどんコインをロスすることになりますからね。

ご丁寧に「目押しができないお客様は、お気軽に従業員をお呼びください」との貼り紙まで、各スロット台に掲示していたぐらいです。

 

ところが近年のパチンコ業界への規制強化の波を受けて、このスロットの目押しサービスすらも禁止されてしまいました。

その理由は、風営法という法律で禁止されている「遊技の幇助(ほうじょ)」に当たるからです。

確かに見方によっては、店員がお客さんの遊技を手助けしていることになり「結託」とも捉えられかねません。

 

でも通常時のゲームならともかく、ボーナスがすでに確定しているわけですから「目押しぐらいのサービスなら・・・」と思うのが人情でしょう。

しかし、警察によるパチンコ業界の締め付けは非情なもので、ヘタに逆らおうものなら「営業停止」という厳しい処分が待っています。

パチンコ店が警察による「許可営業」である以上、警察がダメと言ったらダメなのです。

これは、パチンコ業界関係者なら痛感していることだと思います。

 

そして今回僕は、この目押しサービスが禁止になった理由がイマイチ腑に落ちなかったのです。

「遊技の幇助だから禁止」について、もう少し詳しく掘り下げて調べてみました。

 

 

なぜ風営法で禁止されているのか?

賛否両論ありますが、パチンコは博打(賭博)ではありません。

日本では、賭博は禁止されています。

 

ところで皆さん、「遊技」と「遊戯」の違い、「景品」と「賞品」の違いを今まで気にしたことがありますか?

僕は店長という立場上、なんとなくですが意識して使い分けてきました。

風営法上では、これらには明確に違いが使い分けられていて、それが今回の「目押しサービスの禁止」「遊技の幇助」の 理由だったのです。

 

ちょっと「読み物」的な気分で、以下の文章を読んでみてください。

へ~なるほどそうだったのか!ってきっと思いますよ。

 

尚、「風営法」とは、正しくは「 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」が正式な法律名です。

覚えなくて大丈夫ですよ。

パチンコ店は、この風営法の許可を得て営業をしています。

 

パチンコは博打(賭博)ではない

「賭博(とばく)」と「博打(ばくち)」は、正確には少し意味合いが違いますが、ここでは同義語として扱いますね。

 

パチンコは「3店方式」だから 博打(賭博)ではない、ということはよく言われています。

しかし風営法では、もっと明確にパチンコが博打(賭博)ではないことが書かれていたのです。

 

皆さん、博打(賭博)って聞くとどんなことをイメージしますか?

お金を賭けることを思い浮かべますよね。

 

もう少しこの博打(賭博)を法律上から説明すると、「偶然の結果を狙って、結果をに任せて金品を賭ける」と言う意味です。

この中の「偶然」「運」がポイントです。

 

「丁か半か」のような「偶然の結果」や「結果は運任せ」に対して、金品を賭けることが博打(賭博)にあるわけです。

競馬やルーレットなども、お金を賭けたらあとは結果を見守るだけですよね?

これらは、結果は偶然であり結果は運任せです。

お客さんには、結果をどうしようもありません。

 

では、パチンコは「偶然」や「運」ではないのでしょうか?

実は、ここが「遊技」と「遊戯」の違いなのです。

 

 

「遊技」と「遊戯」の違い

僕は、このブログ内での全ての文章で「ゆうぎ」は「遊技」と表記しています。

読者さんからの投稿で、読者さんが直接書かれた「遊戯(ゆうぎ)」という表記は、あえてそのまま「遊戯」のままにしてあります。

 

また僕は、パチンコ業界で働いていた時も、 店内のポップなど全て「遊技」と書いていました。

この理由は「遊技業組合」など、パチンコ業界で「技」の漢字が使われていたからです。

なんとなく・・・というぐらいの意識ですが「遊戯」は使わなかったですね。

 

でも、これには明確な理由があったのです!

今回、僕も調べてみてちょっと驚きました。

 

それはパチンコが、風営法上ではお客さんの技量を争うものと位置づけられているからです。

読んで字のごとく「遊技」の「技」は、「わざ」という意味ですよね。

他に「技量」「技術」「競技」などあります。

 

反対に「遊戯」の「戯」は「たわむれる」と読み、「ふざけて遊ぶ」のような意味です。

別にパチンコはふざけていませんけどね・・・誰だって真剣勝負です。

「遊戯」の文字を初めに使ったのは、誰なんでしょう?

 

でも先ほど説明しましたように、「偶然の結果」や「運任せの結果」にお金を賭けては、パチンコは 博打(賭博)になってしまいます。

「3店方式」以前の問題です。

 

そこでパチンコやスロットとは、お客さんの「技術の結果」として玉やコインを獲得していると言うのが風営法の解釈なのです。

ツッコミどころ満載な感じがしますが、そういう解釈らしいですよ。

 

いわばパチンコやスロットとは、お客さんの技術を争う「競技」のようなもの、一種の「球技」とでも言うのでしょうか?(笑)。

格闘ゲームも「eスポーツ」と呼ばれていますので、パチンコもそろそろオリンピック正式種目に立候補しますか?

 

パチンコやスロットは、所詮「確率ゲーム」です。

これは、僕が散々他の記事で書いてきました。

どれだけ素晴らしい目押しの技術や釘を読む力があっても、ボッタクリの釘調整やベタピン設定のスロットでは勝つことは至難の技です。

お客さんの技術以前の問題だと思いますが・・・。

 

でも風営法上では、パチンコやスロットはお客さんの技術の結果によって、玉やコインを獲得しているという解釈なのです。

その結果に、偶然や運などは関係はありません。

 

僕は、ちょっとこれを聞いて半ば強引な解釈だなぁと思いましたが、でもよくよく考えてみたら納得できる部分もあります。

まずスロットですが、その人の目押しの技術によって獲得できるコインの枚数はかなり変わってきます。

通常時の小役の取りこぼしもそうですし、リプレイハズシなどはその最たる例でしょう。

 

でもパチンコは、言ってしまえば「ただハンドルを持っているだけ」。

そこに、お客さん間の技術の差はほぼないと思います。

あえて挙げるなら「止め打ち」ぐらいでしょうか。

 

しかし、保留満タン時の「止め打ち」は認められていても、いわゆる変則打ちになると禁止しているホールが多数です。

一体パチンコのどこに「技術の結果」があるのかなと考えていたら、なんとなく見えてきました。

 

今のパチンコは、電動式ハンドルが当たり前ですよね。

でも僕が子供の頃、父親に連れて行ってもらったパチンコ店では、電動式ハンドルではなく手で一発一発パチンコ玉を弾く手動式でした。

父親に言わせれば、さらに昔はパチンコ玉を一発一発手で入れて、そして一発一発弾いていたのです。

つまり片方の手でパチンコ玉をセットし、もう片方の手で弾く・・・そんな仕組みだったようです。

さすがに僕も、これは見たことはありませんが・・・。

 

パチンコや風営法の歴史は、昭和初期まで遡ります。

「パチンコ」が「ぱちんこ」と表記されるのも、おそらくこれが理由です。

 

電動式ハンドルなら、お客さんによる技術の差はありません。

現在の法律では、パチンコ玉は1分間に100発の打ち出しと決められています。

ハンドルを同じ位置で持ち続ければ、誰でも同じ強さで玉を発射できます。

 

でも昔の手動式のハンドルなら、上手い人ならどんどん玉を打ち出すことができますよね。

それにパチンコ玉を弾く強さによって、パチンコ玉の飛ぶ距離も違います。

 

今は「デジパチ」ですから、スタートチャッカーにさえ玉が入れば、あとは確率次第です。

昔は「チューリップ」が主流でしたから、盤面にあるそれぞれのチューリップをうまく「狙って」打たなければ、パチンコ玉は増えていきません。

 

こう思うと、確かにお客さんの技術によってかなりの差が出てくると思います。

これがパチンコが「遊戯」ではなく、「遊技」と言われる理由なのかな?と僕は思いました。

違うかな??

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「景品」と「賞品」の違い

「遊技」と「遊戯」の違いを説明しました。

実は、もう一つパチンコやスロットが 博打(賭博)ではない根拠があるのです。

 

皆さん、パチンコ店における「景品」と「賞品」の違いを意識したことありますか?

 

スロットでたくさんコインを出したら、「景品交換してくる」などと言うと思います。

でも風営法上では、「景品」という言葉は使われていないのです。

すべて「賞品」という言葉が使われています。

 

僕はこの二つの言葉の違いは、ほとんど意識していなかったですね。

 

「賞品」とは、競技などで優秀な成績を収めた人に対して与えられる物品です。

「優勝賞品」と言いますよね。

現金を与えれば「優勝賞金」になります。

パチンコ店では、現金に換金することは禁止されていますので、物品と交換する「賞品」になるのです。

 

反対に「景品」は、「おまけ的な意味合い」で与えられる物品です。

例えば、マラソン大会の参加者全員に与えられる参加賞などがこれになります。

「おまけ的な意味合い」ですから、 人による技術の差は関係ないのです。

 

つまりパチンコは技術を競う競技?ですから、「景品」ではなく「賞品」を与えるという解釈です。

マラソン大会で優勝した人に「優勝景品」と言わないですよね。

景品と言ってしまったら、多分怒られるでしょう。

やはり「優勝賞品」や「優勝賞金」なのです。

 

話をスロットの目押しサービスに戻します。

 

風営法上では、スロットのコインはお客さんの目押しの技術の結果として獲得するものです。

いわばスロットとは、目押しの技術を競っている「競技?」。

そこに店員が手出しをしてはいけません。

その競技?の技術の結果によってコインを獲得し、それを「賞品」と交換できるのです。

 

これなら「目押しサービスは遊技の幇助だから禁止」と言われるのも、(なんとなく)納得できますよね。

 

また店員ではなく、他のお客さんが目押しを代わりにしてあげるのも、厳密に言えば風営法違反になります。

でも現在は、警察もここまでは厳しく取り締まっておらず「黙認」されています。

 

 

まとめ

今回は、パチンコ店のスタッフによる目押しサービスの禁止について考えてみました。

 

パチンコ店を規制している風営法上の解釈では、パチンコやスロットは技術を競うものです。

そこに店員や他のお客さんが手出しをしてはいけません。

あくまでもそのお客さんの技術の結果によって、玉やコインを獲得するものなのです。

 

パチンコやスロットとは、偶然の結果や、結果を運に任せる 博打(賭博)ではありません。

「遊技」であり「遊戯」ではないのです。

 

またその「遊技」の結果により「賞品」と交換ができます。

「景品」交換ではないのです。

 

いかがでしょうか?

少し屁理屈のようにも思えますが、パチンコは昭和初期に誕生した古い歴史があります。

昭和初期といえば、世界大戦を思い出しますよね。

 

そんな大変な時代の中、「庶民の娯楽」としてパチンコは多くの人に楽しまれてきました。

しかしパチンコを 博打(賭博)としてしまっては、賭博罪になってしまいます。

そこで風営法上では、仕方なく?このような「うまい解釈」をしているのではないでしょうか?

 

どなたか詳しい方がいましたら、コメント欄にコッソリと教えて下さい。

 

それにしても「賞品」への交換は分かりますが、そもそもパチンコ店は現金への交換は風営法で禁止されています。

それを無理やり捻じ曲げて「3店方式」で実現しているから、現在、問題視されているのです。

 

追伸

「賞品」という言葉は、パチンコ店ではほぼ使いません。

正しくは「景品交換」ではなく「賞品交換」と言うべきです。

しかし実際に「賞品交換」と言ったとしても、「商品交換?」と思われるのがオチでしょう(笑)。

 

そういえば、パチンコ台で「賞球数」という言葉は使いますよね。

「4個戻し」などは「賞球数」です。

こう思えば、確かにパチンコはパチンコ玉を入賞口に入れる「技術」を競うもの・・・と思えなくはありません?

 

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