確変ラッシュに入らない!通常ばかりで単発しか引けない理由を解説!

2024年4月7日

・また単発かよ…

・今日は確変ラッシュ引けねー

・これ、本当に50％？？

パチンコ打ってると、こんなことありますよね。

今のパチンコは確変が引けないと勝てませんので、どれだけ当たっても単発地獄では負けてしまいます。

今回は、こんな「単発ばかりで確変が引けない理由」を解説します。

 

【先に結論】

・スペック表の「大当たり確率」とは、確変と通常（単発）とを合わせた「合算確率」。

・確変で当たる本当の確率は、約1/500と低い。

・確変と単発は別抽選であり、振り分け抽選はしていない。

 

大当たり確率＝確変で当たる確率ではない

先に要点を言うと、パチンコの確変ラッシュって、早々カンタンに当たるもんじゃないです。

皆さん、少なくともパチンコ打つ時は、大当たり確率・確変突入率・ラウンド数ぐらいは、スペック表や冊子で確認して打ちますよね？

でも、スペック表に書いてある「大当たり確率」は、「＝確変で当たる確率」と言う意味じゃありません。

ここで「え？違うの？」って思った人は、確変当たりについてカン違いしていますので、ぜひ今回の解説を参考にして下さい。

 

大当たり確率とは合算した確率

パチンコで言う「大当たり」とは、確変当たりと通常当たりの2つのことです。

通常の単発当たりでも、大当たりは大当たりです。

なので、スペック表に書いてある「大当たり確率」とは、確変で当たる確率と単発（通常）で当たる確率とを足した合算確率になります。

※一部では小当たり確率も含んだ表記の機種もあります。

 

分かりやすく具体例を挙げると…

P大海物語5の大当たり確率は、1/319です。※端数は省略

これは大当たり確率が1/319であり、確変で当たる確率が1/319と言う意味ではありません。

つまり、確変当たり+単発当たりの「合算確率が」1/319なんです。

 

大海5の確変確率は1/531と低い

じゃ、大海5が確変で当たる確率は、一体どれぐらいなんでしょうか？

実はコレ、あまりというかほとんど知られていません。

でも、計算方法はカンタンです。

大当たり確率を確変突入率で割るだけです。

 

大海5の確変突入率は60％。

1/319を60％で割れば、確変で当たる確率が求められます。

計算すると約1/531。

大海5が確変が当たる確率は、1/531となります。

こんなことはスペック表や、攻略サイトには書いてないですよね。

 

…これって、かなり低いと思いませんか？

ぶっちゃけ、1/500レベルの確率って、昔のフルスペック機の（合算）大当たり確率よりも、キツイ確率です。

確変って、もっと当たりやすいかと思ってました？

だから冒頭で言った通り、

「パチンコの確変って早々カンタンに当たるもんじゃない」

なんです。

 

単発確率は1/797と更に低い

ちなみにですが、大海5の単発（通常）当たりの割合は40%です。

同様の計算方法で単発で当たる確率を求めると、1/797。

 

確変で当たる確率 1/531

+

単発で当たる確率 1/797

＝

「合算」大当たり確率 1/319

 

になります。

単発で当たる確率って、こんなにも低いんですね～。

 

確変と単発は別抽選になっている

「そうじゃなくて、当たるけど確変ラッシュが引けないんだよ。何で単発ばかりに偏るの？」

という人もいると思います。

恐らくこれも、ちょっとカン違いしてると思います。

 

パチンコが当たる仕組みから見てみると、確変当たりと通常（単発）当たりは、別々で抽選されています。

大当たりしてから、確変か単発かを振り分けている2段階抽選ではありません。

 

簡単にその仕組みを説明します↓

パチンコは、スタートチャッカーに玉が入った時に大当たり抽選をしていますが、

スタートに入賞

↓

確変 or 通常 or ハズレを抽選

の流れです。

 

ここで注意して欲しいのは、

スタートに入賞

↓

大当たり or ハズレを抽選

↓

当たりなら確変 or 通常 を抽選

という2段階抽選ではありません。

 

「振り分け抽選」しているなら「単発に偏る」と言ってもいいです。

しかし、異なる確率で別々で抽選されている確変と単発を、「どちらかに偏る」と比べるのはおかしいと思います。

 

単発に偏る＝確変引けない＆単発よく引く

なので、「単発に偏る原因」の結論としては、大海5を例に挙げて説明すると、

・1/531の確変を引けない

・1/797の単発をよく引く

という状態です。

 

繰り返しますが、確変・単発は「大当たり」という点では同じですが、抽選自体はまったくの別もの。

二つを比べるのはナンセンスです。

 

単発に偏る＝振り分け負けではない

じゃ、確変割合50%なら「偏る」と言ってもいいのでは？となります。

確かに突入率50%なら、大当たり確率は確変・単発どちらも同じです。

しかし、やはり2段階抽選をしているわけではなく、それぞれ別々で抽選されています。

 

例えば昔のCR機で、1/319の確変突入率50%の機種の場合。

・確変で当たる確率…1/638

・通常で当たる確率…1/638

で合算すると2/638となり、1/319となります。

 

この機種で「単発に偏る」とは、

・確変の1/638を引けない

・通常の1/638をよく引く

状態のことを言います。

2つの確率は同じですが、振り分けしていないので、そもそも「振り分け負け」と表現するのはおかしいです。

 

確変昇格は初めから確変だった

それなら単発当たり後の再抽選は、どういう仕組みなんでしょうか？

単発で揃った後に全回転して、確変に昇格することがありますよね。

これは内部では確変当たりだったものを、一旦は単発当たりで画面に表示させ、再抽選で本来の確変当たりに変えている仕組みです。

 

だから正確には、

「再抽選で確変に昇格した」

ではなく、

「元々、確変で当たっていたのを単発に見せかけていた」

が正しい解釈になります。

 

確率が引けないのは時間がかかるから

「確変ラッシュが引けない！」と感じる原因は、これだけではありません。

1/500のような低い確率を当てようとするには、それだけ時間がかかります。

この時間がかかってしまうのも、「確変がなかなか引けない！」と感じてしまう原因です。

 

今のパチンコって、1時間あたり何回転ぐらいデジタルを回すことができるでしょうか？

釘調整や時短性能にもよりますが、おおよそ1時間あたり300回転ぐらいが限度だと思います。

1時間で300回転ってことは、1/500なら2時間ぐらい打ちっぱなしで、ようやく確率分まわせることになります。

つまり1時間打っただけで、「確変引けないなぁ…」って言う人は気が早すぎですね。

せめて、確率分ぐらいは回してから言って下さい。

 

確変はすぐに簡単には引けない

そして、1/500と言う確率は「500回まわせば当たる」という意味ではありません。

これぐらい低い確率なら、1,000回転や2,000回転ぐらい余裕でハマリます。

ということは、1,000回転なら約3時間。

2,000回転なら、約6時間強も確変で当たらないことになります。

 

こう考えると、例えば「千円で確変引いた！」というのは、実はかなりレアでスゴイことなんです。

1～2万で確変で当たっても、これでも確率内で引いてるわけですから、「確変が引けない！」と言ってはいけません。

スペックにもよりますが、投資額は約3万円、時間にして約2時間。

これぐらいを確変を確率通りに引く、ひとつの目安として打ってみて下さい。

「確変が全然引けない！」と言う人は、確変がすぐにカンタンに引けるものだとカン違いしているのです。

 

【確変突入率別】単発を連続で引く確率

参考までに次のような表を作ってみました。

確変突入率別、連続で単発を引く確率です。（確変を引けない確率）

 

例えば確変突入率50％の台で、10回連続で単発を引く確率は約0.1％。

0.1％は、1/1000です。

もちろん、確変突入率が60％…70％と高くなるにつれて、単発が続く可能性も低くなります。

 

 

※小数点は四捨五入してあります。

 

どうでしょう？

1％ぐらいの確率が実戦上で起こり得る、ひとつの目安でしょうか？

例えば突入率50％なら、6～7回ぐらい単発が続くことはあり得そうです。

しかし、さすがに8回以上（0.4％）連続で確変が引けないことはなさそう、って感じます。

 

…って甘い！！

0.4％って実は、ノーマルリーチで当たる確率より高いです。

一般的にノーマルリーチが当たる確率（期待度）は0.1％か、それ以下の機種が多いです。

だからノーマルリーチで当たることよりも、8回連続で確変を引けない確率の方が起こりやすいわけです。

 

もっと言えば、0.01％は1/10000。

「さすがに、一万分の1の確率は起こらないでしょ？」

…って甘い！！！

 

海物語でプレミアムリーチのサムが出現する確率は、数万分の1と言われています。

スロットで、フリーズを引く確率もこれぐらいですね。

つまり、0.1％なんか余裕で起こりますし、0.01％も夢ではなく現実的な数字。

「単発を10回連続で引くのはおかしい！」

と言う人は、

「プレミアリーチやフリーズが発生するのがおかしい！」

と言っていることにもなります。

 

確率は0でない以上、理論上は起こりえます。

0％のことが起こったり、100％のことが起こらなかった時にだけ「おかしい！」と言って下さい。

 

【結論】単発ばかりはヒキが強いとも言える

ジャギなど一部の機種を除き、今は確変ラッシュ突入率が50%以上の機種が主流です。

なかには、ラッシュ突入率80%以上の機種も珍しくありません。

ということは、確変と単発の当たる確率を比較した場合、確変より単発を引く方が難しいことになります。

「単発ばかりで確変が引けない・・・」

という人は、確率が低い単発の方ばかり引き当てているので、これはある意味「引きが強い」と言えます。

確変と単発は別抽選なので比べるものではないですが、どうしても比べてしまう人は、このように考えてはいかがでしょうか？（笑）

 

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