パチンコのバラエティは勝てない?1台しかないスロットの設定についても解説!
今回は、ここ数年前から見かけるようになった「1台しかないパチンコ・スロット」についてです。
俗に言う「バラエティコーナー」ってヤツですね。
今は、ほとんどのホールに設置してあります。
ところで、この「1台ずつしかないバラエティコーナー」の機種って勝てるのでしょうか?
パチンコの釘は回るのか?
スロットの設定状況は?
こんな疑問について解説します。
【先に結論】
1台しかないバラエティコーナーは、回収台で出ませんので勝てません。
パチンコの釘は回らず、スロットは設定1で放置です。
目次
パチンコやスロットのバラエティコーナーは勝てない
結論を先に書きましたが、1台しかないバラエティコーナーは基本的に勝てません。
パチンコは釘が渋く回らず、スロットの設定はほぼオール1と思った方がいいです。
そもそも店側に、バラエティに出玉を出す気はないからです。
勝つことを第一の目的とするのなら、僕はバラエティコーナーでの勝負はやめた方が良いと思います。
単純に比較すれば、設置台数の多い機種の方が勝ちやすいです。
この理由を順に説明します。
パチンコ店が1台しかないバラエティコーナーを設置する理由
なぜパチンコ店は、1台ずつしかないバラエティコーナーを設置するのでしょうか?
これを理解すれば、バラエティが出ない理由が分かると思います。
話の前提としてバラエティコーナーは、
例えば5台撤去する機種のうち1台だけ残してバラエティへ…。
もしくは、中古台で1台だけバラエティへ…。
というように、なるべくお金を掛けないで作られたコーナーです。
最新機種を新台でバラエティへ導入するホールは、ほとんど見かけませんよね。
「なくなったと思ったら、バラエティに1台だけ残っていた」
「新台入替で期待したら、バラエティに中古1台だけだった」
ってヤツです。
まずは、ここを抑えておいてください。
高価な新台を導入するよりも1台だけ残してバラエティコーナーへ
昔は、バラエティコーナーなどなかったです。
ほとんどの機種は、1列単位で設置されていました。
40台島なら20台ずつとか、です。
少なくても5~10台ずつで、1台しかない機種なんてありませんでした。
これに比べて、今は10台単位で導入する機種の方が珍しく、大型店でも2~3台の機種で島を構成しているぐらいです。
この違いは何なんでしょうか?
それは、まず新台の価格(値段)が高くなったことです。
昔は、パチンコ1台30万・スロット1台40万と言われていましたが、今はパチンコ40万~・スロットは50万~もします。
20台新台を導入すれば、これだけでもう1千万円ですよ!
だから今は、そんなに気軽に多くの台数を新台入替できないわけです。
時代とともに物価が上がるので、台が値上がりすることはある意味仕方がないと思います。
でも次に問題なのは、昔に比べてパチンコ・スロット自体がつまらなくなったことです。
度重なる規制強化で、各台の個性がなくなりましたよね。
パチンコは一通りリーチ見たらもう飽きるし、スロットは出玉性能が抑えられ魅力がなくなりました。
以前に比べて、台の寿命が短くなったわけです。(飛ぶのが早くなった)
つまりどういうことかと言うと、今の台は値段が高くなったのにも関わらず、すぐに稼働が飛んでしまうのです。
値段が高くなっても、それ以上に長く使えて儲かる台なら問題ありません。
でも、ひどい機種だと導入1週間…いや1日…、最短で午前中で空き台になります。
40~50万円も払って買った台が、わずか数時間~数日で産業廃棄物に。
これは、パチンコ店からすればシャレになりませんし、気軽に新台入替なんかできるわけがないです。
この結果として、本来なら全部撤去するはずの台を1台だけ残して、バラエティコーナーへ設置するのです。
「高い経費を使ってツマラナイ新台を入れるよりも、撤去せずに1台でも残した方がマシ」という考え方があります。
・・・こんな台、出すわけありませんよね?
バラエティにあると言うことは、もう「ツマラナイ台」と言う結果が出てしまった台です。
なぜ、1台だけ残ってバラエティに設置したのかを忘れないで下さい。
バラエティコーナー=倉庫の一歩手前、です。
中古台で導入した、バラエティも同じです。
中古で出回っているということは、どこかのホールが撤去したわけです。
お客さんがぶっ飛んで打たなくなったので、撤去して売却したわけです。(もしくはチェーン店間の移動)
人気機種ならホールは撤去しませんし、中古市場にも出回りません。
※人気機種が中古市場に出回れば、源さん韋駄天のようなプレミア価格(100万円)などが付きます。
こんな経緯でバラエティに入った中古台なんか打っても、やはり勝てるわけがないです。
化物語なんてスロットあれだけ流行ってたから店もいっぱい導入したのに驚異のクソ台で速攻ガラ空き島撤去バラエティ行きだもん
— えすやま (@murakumonomiko) September 8, 2014
不人気台でも1台だけなら誰かが打ってくれる可能性がある
1台だけではなく、2台3台とバラエティコーナーへ残せば?と思うかもしれません。
でも、元々人気がなくなった台を寄せ集めたのが、バラエティコーナーです。
バラエティコーナーに中途半端に2~3台残して、そこでも誰も打たなければそれこそ産業廃棄物。
バラエティコーナーとは「人気がなくても、1台ぐらいなら誰か打つだろう」的なホールの意図があります。
例えば10台ある機種を満台にしようと思ったら、その台がよほど面白く人気があるか、もしくは出玉を出す必要があります。
でも1台しかない機種だったら、その機種を好きな人が誰か1人でも打てばそれで「満台」です。
出る o r 出ないよりも、その機種が好きだから打つってことありますよね。
僕もナナシーシリーズが大好きなので、回らないクソ釘でもたまに打っちゃいます。
・・・そう、これがバラエティが勝てない理由になんです。
バラエティコーナーのパチンコ・スロットを打っている人は、「その台が好きだから」と言う理由で打っている部分が大きいです。
もちろん勝てればいいですが、勝つことを絶対の目的として打ってはいません。
バラエティは「誰か好きな人が打つだろう」ぐらいの台なので、ホールもそこまで出す必要がない=勝てないのです。
設定や釘を比較されないためにバラエティは1台しかない
先ほどの「1台だけなら、誰か好きな人が打つ」という理由には、恐らく反論が起こりそうです。
でも、バラエティコーナーが1台しかないのには、もっと明確な理由があります。
それは、他の台と比較させないためです。
スロットで説明すると、分かりやすいと思います。
仮にバラエティコーナーに、同じ機種が2台あったとします。
あなたが右の台を打とうとしたら、左の台がすでに3箱出ていました。
あなたは、そのまま右の台を打ちますか?
普通なら「左に設定が入ってるから、右は回収で出ないな。」と思うはずです。
2台しかない機種に、2台ともに設定が入っているとは思わないからです。
結果として右の台は空き台のままで、左の1台しか稼働しなくなるのです。
パチンコも同じで、本来パチンコは釘で判断すべきですが、やはり片方が出ているともう片方は打ちにくくなるのが、人の心理というものです。
このように2台以上同じ機種があると、人は無意識に比べてしまいます。
全台が出るわけがないと思っている以上、すでに出ている台があった場合は残りの台を打ちません。
結局は、2台設置してあっても1台しか打たないのです。
※もちろん、人気機種なら2台あっても2台とも埋まりますが、ここでは一般的なバラエティコーナーにある不人気な台を想定して書いています。
でも、1台しかない台だったらどうでしょう?
比べるものがありません。
スロットなら実際に自分で打ってみて、設定を推測するなりして判断するでしょう。
パチンコも同じで「隣の台が出ている」など比べるものがないので、とりあえずは打ってみると思います。
そう言えばバラエティコーナーに2台ある機種でも、1台1台バラバラに離して設置してあるホールを見かけませんか?
あれはこのような「比べさせない」と言う理由と、先ほどの「1台だけなら誰か打つ」的な意味があるのです。
1台しかないバラエティは粗利重視のコーナーで勝てない
「バラエティコーナーは粗利重視」
これが、バラエティコーナーが出ない(勝てない)決定的な理由になります。
パチンコ店にとってバラエティコーナー(にある台)は、粗利重視のコーナー(台)です。
粗利重視の台とは、カンタンに言えば「儲けを第一の目的とする台」という意味になります。
こんな回収する気満々な台を打っても、勝てるわけがないですよね…。
お客さんの中には、「店側は全機種全台を平等に出している」と思っている人がいるかもしれません。
しかし、これは大きな間違いです。
各機種には、経営をして行く上での「役割(位置づけ)」が決められています。
例えば、パチンコの海物語やスロットのジャグラーなどは、稼働重視の台です。
確かに儲けないといけないですが、稼働も大切にして行かなければならない台になります。
海やジャグラーが飛んでしまったら、代わりに入れる台がありませんので店自体が終わってしまいます。
ライバル店との競争もあるので、ある程度は出玉を出して稼働を維持する必要があるのです。
これに対してバラエティコーナーや1パチ5スロ、入替対象コーナーは粗利を重視する機種です。
稼働が飛ばないように努力はしますが、ムリしてわざわざ出玉を出して稼働を維持しようとはしません。
「飛んだら入替で」という位置付けな台になります。
仮にバラエティコーナーを出そうものなら、お店はどこから利益を上げればいいのでしょうか?
パチンコ店の基本は、利益の回収です。
どこかを出せば、そのぶんを他から回収しなければなりません。
不人気台の集まりのバラエティを出して、そのぶん看板機種の海やジャグラーから回収すると思いますか?
バラエティなんか倉庫一歩手前の台なので、出してもムダ玉になるだけ。
出した時は稼働しますが、閉めた途端に飛びます。
これでは、お店は儲かりません。
どうせ出すなら、稼働につながり長く使える海やジャグラーに出します。
だから、バラエティーコーナーは勝てないんです。
自分はパチンコばっかりですけど無双とか割と台数入れてる機種は回るしそこそこ勝ててますよ〜😇バラエティは泣きたくなるくらい回らないw
— ガオりん (@gaorin_pati) December 2, 2019
人気機種の方が設置台数が多くホールも出すので勝ちやすい
最後に、別の角度から見てみます。
1台しかないバラエティに対して、10台20台とある機種ってありますよね。
パチンコなら、真北斗無双や大海4。
スロットなら、ジャグラーや絆2などです。
これらの機種は、なぜ設置台数が多いのか…?
それは人気があるので、台数が多くても満台になるからです。
打っていて面白いとか、連チャンして楽しいといった理由が主にあります。
設置台数が多い機種は、ホールも看板機種として大切に使って行きますので出玉を還元します。
このような機種を狙えば、勝ちやすいと言えます。
少なくとも、1台しかないバラエティの台を打つよりは遥かにマシです。
特にスロットは、設置台数が多いとホール側は設定を入れやすい傾向にあります。
例えば、10台あるジャグラーに設定6を2台入れても、残りの8台で回収してくれれば儲かるからです。※一例です。
各機種には、適正な設置台数があります。
人気機種ほど、台数が多くても埋まります。
反対に不人気な台ほど、設置台数を少なくしないと空き台が増えてしまいます。
最新の台でも、人気がなくなるに連れて減台して行き、最終的には1台だけ残してバラエティ行きになるのです。
1台しかない台は、1台しかないなりの人気しかありません。
人気があるなら、もっと台数が多いハズです。
各機種の「設置台数」に注目してみて下さい。
減台する機種が多い中、源さん韋駄天のように増台する機種もあります。
増台しても満台になる、今話題の機種だからです。
このような機種は、当然ホールも力を入れています。(=出やすい・勝ちやすい)
ここまで説明したことを総合的に考えれば、1台しかないバラエティコーナーを打って勝てる気はしないはずです。
台数が多いから人気があるのではなく、人気があるから台数が多いのです。
新台で大量導入された機種でも、つまらなければ次の入替ですぐに減台や撤去になります。
【結論】1台しかないスロットの設定はベタピン放置。パチンコの釘はガチ締めで出ない
結論を言うと、バラエティコーナーのパチンコの釘はガチ締め。
バラエティコーナーのスロットは、ベタピン放置。つまり、連日設定1です。
バラエティのパチンコは、全然回らなくて出す気がないのが伝わって来ます。
釘を見ても、とてもじゃないですが勝てる釘ではありません。
スロットは設定が見えないので期待してしまいますが、参考までに僕の経験談を話します。
バラエティコーナー1島全台、ずっと設定1か2で放置してました。
基本は設定1で、辛い機種だけ設定2。
たまにリセットしても甘くならない台や、上が辛い機種に中間設定を入れるぐらいです。
設定5や6なんか、使ったことありません。
・・・どう考えても、お客さんは勝てませんよね。
5.5枚交換で、確か8割前半で動かしていたと記憶しています。
@sayuki_ichinose スロットは1台しかないバラエティーコーナーなんかだとベタピン放置がデフォだから辛いですね
— 飛熊(ひゆう)乙乙甲乙 (@hiyuu_aa) November 22, 2010
パチンコ、スロット運用の話
PPM管理は良く言われてますけど、ハッキリいってうまくいったことないです。
月間レベルだと収束しないし、結果論になっちゃいますね。
指標として目指すのは有りですが、数字合わせようとすると稼働下がります。
バラエティなんてベタピンにするしかないっす。
— リルム@ブチ切れパチンコ店長 (@rireme33) September 14, 2020
もう一度、言います。
ホール側は、バラエティコーナーを満台に埋めようとは思っていません。
稼働は二の次で、利益最優先。
「元々人気がない台なので、別に満台にならなくてもいい」
「高い新台を入れるよりはマシ」
「誰か好きな人がたまに打ってくれて、”通路”にさえならなければいい」
「誰も打たなくなったら、その時は撤去すればいいや」
という”出す気ゼロ”なコーナーです。
看板機種がガラガラになるとヤバイので、出玉を出して稼働を戻そう・維持しようとします。
しかしバラエティコーナーは、「別にガラガラでもいいや」的な気持ちです。
面白くないからバラエティにあるわけですし、こんな台に出玉を出す余裕なんかありません。
どうせ出すなら、看板機種に出します。
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