パチンコの負けを取り返したい心理を抑える9つの方法を紹介!
パチンコをしていると負けることもありますが、その日の負けはすぐに挽回したくなるものです。
今週や先月の損失、そして今までの負けも同様に取り戻したくなります。
結局のところ、私たちは「ギャンブルの負けはギャンブルで取り返す!」になりがち。
しかし、そのように考え始めた時点で、実は既に「時遅し」と私は感じています。
【この記事でわかること】
・ギャンブルの負けを取り返したくなる心理とは?
・パチンコで負けを取り返す欲求をコントロールする9つの方法
最初に言っておくと、パチンコでの負けは諦めるべきです。
ギャンブルの負けを勝って取り返すことは、90%の人には無理なので素直に負けを受け入れましょう。
ただ、「諦めましょう」と言われただけでは、納得できないのも事実です。
負けたまま素直に帰る、というのも通常は難しい行動ですから、
・どうすれば負けを受け入れることができるか?
・何とかして勝って取り戻す方法はないか?
この記事では、そういった点について説明します。
うまく実行できれば、負けを取り返すために無計画に打ち続ける……といったことを防げると思います。
さらに、今後は「負けを取り返さなくても良い人生」も見えてくるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。
人間の心理として失ったものは取り戻したい
「負けたままで帰るわけにはいかない!」
まず、なぜ私たちはギャンブルでの負けを取り戻したくなるのか?
その原因を掘り下げていきましょう。
理由は以下の通りです。
【負けを取り返す心理】
・人間は得た(勝った)喜びよりも、失った(負けた)苦痛をより強く感じるため
・失ったものを取り戻そうとする際に、リスクを背負ってでも回復を試みたくなるため
これは心理学で知られる「プロスペクト理論」に基づいています。
失ったものを取り戻したいというのは、根本的な人間の心理です。
そのため、多くの人が負けを取り返したいと感じます。
お金が増える可能性がある
さらにギャンブルは、本来「遊び」、すなわち「趣味」として楽しむものです。
勝負事であっても、遊びの中で大切なお金を失ってしまうわけです。
しかし、ギャンブルは通常の趣味と異なり、お金を増やす「可能性」があります。
そのため、少なくとも使ったお金は完全に回収したい!と思うのが人情です。
楽しめないまま帰るのは難しい
ゲームセンターのような場所ではそうはなりませんが、お金が戻る可能性がある以上、人はそのように考えてしまいます。
加えてパチンコやスロットでは、楽しませてくれない場合も多く、遊びに来ても楽しめないまま帰るのは難しいですよね?
そのため、私たちはさらに負けを取り戻そうとして、追加で負けてしまうことがあるのです。
負けを取り返したい時の9つの対処法
「負けを取り返そうとする思考が、さらに次の負けを誘発する」
負けを取り返したいという気持ちは分かりますが、それがさらなる負けを引き起こすこともあります。
それでも、対策が全くないわけではありません。
これから、パチンコで負けを取り返したくなった際の、具体的な対処法を9つご紹介します。
基本的には「負けを受け入れる」ことから始め、取り返しを求める気持ちにブレーキをかけていきましょう。
合わせて「勝って取り戻す方法」についても紹介します。
借金を返す(借金でパチンコをしない)
まず最も重要なのは、借金をしてパチンコを行わないことです。
かつての私もそうでしたが、パチンコのために借金をしてしまうと、より一層、負けを取り返そうとする気持ちが強まります。
その理由は以下の通りです。
①借金をしている=収入だけでは足りない状況
②その状況で負けてしまう=借金を減らすためにはパチンコで勝つしかない
このような状態では、単に負けを取り返したいというより、取り返さなければならない状況に追い込まれます。
「働いて稼げば良い」という選択肢が難しくなるのです。
借金がなければ、少なくとも負けを受け入れやすくなります。
また、借金をしなければ軍資金に制限がかかるため、過度な負けを防ぐことにもつながります。
したがって、借金をしてパチンコをしている場合は、借金問題を早急に解決することが重要です。
負けを取り返そうとしてお金を借りるのは、世界中どこでも見られる行動です。
海外のカジノでは、クレジットカードで現金を手に入れたり、近くに質屋があることもあります。
借りられる環境にある限り、取り返す心理に抗うのは難しいので、しっかりと対策を立てましょう。
家に帰ってパチンコをやめる決断
パチンコで負けを取り返したいと感じた時、そこで気持ちを抑えて「家に帰る」という選択が非常に効果的です。
これが一度でも成功すると、そのままパチンコをやめられる可能性が高まります。
つまり、負けを取り返す必要もなくなるわけです。
そもそも、パチンコを打たなければ負けることはないので、取り返す必要もありません。
ギャンブルで上手に立ち回り、勝つことができる人は非常に少数です。
そのため、パチンコ自体をやめてしまうのが、実は一番楽な解決策かもしれません。
私の経験から言うと、大幅に負けていても、家に帰ることができたのは稀です。
キャッシュカードを家に置いて来ても、取り戻したい気持ちを我慢できずに、わざわざカードを取りに一度帰ることも。
そして閉店まで、現金投資で打ったことが何度もあります。
しかし、負けを諦めて途中で家に帰ることができた時、私の考え方には明らかな変化がありました。
その変化は、パチンコをやめようと本気で思えるようになったことです。
負けを取り返せれば、最終的には悪くないと自分を納得させてしまいます。
負けが増えると、余計にパチンコに行って取り返そうと悪循環に陥ります。
ですが、途中で帰る決断ができれば、「もうパチンコはやめたい」という解放感を味わえることがあるのです。
そして、そうした強い気持ちがある時が、パチンコをやめるチャンスとなります。
逆に依存性が強いパチンコは、こういう時ぐらいしかやめる気になれないものです。
途中で帰るという行動は、その後の「考え方の変化」を促します。
パチンコに行かなければ、負けを取り返したいという思いもなくなるので、負けたら粘らずに諦めてさっさと家に帰るのが良いでしょう。
「帰る」という単純な行動だけで、今後は負けない人生を歩める可能性が出てきます。
個人的には、家に帰って「今日でパチンコをやめよう」と思うことがベストだと感じています。
理論上勝てる台しか打たない
パチンコを辞める以外の対策が知りたい人は、「理論上、勝てる台だけを打つ」という戦略を取りましょう。
負けることが少なくなれば、そのぶん負けを取り返す必要もなくなります。
特にスロットでは、完全攻略時の機械割が100%を超える台が存在します。
目押し技術が求められる場面もありますが、設定1でもプラスになる台は確かに存在しています。
もちろん、目押しミスや換金率の影響も受けますが、機械割が100%を超える台を選び続ければ、理論上は負けることはありません。
パチンコなら、ボーダー以上まわる台を選べば、スロット同様に期待値はプラスに保たれます。
ただし、期待値はあくまで理論値であり、必ずしもその日がプラスで終わるとは限りません。
つまり、負けた際に負けを受け入れることができなければ、この戦略を使っても結局は負けが積み重なります。
悪い流れになった時に深追いしたり、台を変えて負けを取り返そうとする行動が、損失を拡大させる原因となってしまうのです。
最も重要なのは、その日の負けをその日に取り返そうとしないことです。
これができなければ、いくら期待値プラスの台を追い続けていても、最終的には負けを取り戻すことはできません。
そして、実際にこれを実行できるのは、おそらく10%程度の人だけです。
負けた分は働いて取り返す
「パチンコで負けた金額は働いて取り返す」という考え方があります。
パチンコやその他のギャンブルは、基本的に「遊び」です。
遊びで失ったお金を、再び遊びで取り戻そうとする考えは、本質的に間違えかもしれません。
パチンコは他の娯楽と同様に、お金を支払って楽しむものだと考えるべきです。
そのため、負けたお金(=遊びで使ったお金)は、働いて取り戻すのがマトモな考え方と言えます。
もし、年収が不足しているなら、副業で収入を増やすのも一つの方法です。
時間はかかるかもしれませんが、働いて稼いだ収入で過去の負けを取り戻すことは誰でもできます。
「遊びで使ったお金は、遊びで使ったものとして割り切る!」という考え方を持つことが重要です。
仕事や他の収入源に興味を持ち、パチンコへの依存から離れることができれば、将来的には常にプラスを維持することも可能になります。
負けることが全くなくなれば、これからは勝ち続ける人生を送ることができます。
これを実現するためには、負けて失ったお金を「遊びで使ったお金」として割り切ることです。
収入を増やし余剰資金を増やす
「負けは働いて取り返す」という考え方と似ていますが、「今よりもっと余剰資金を増やす」という方法もあります。
負けても痛みを感じないような、多額の軍資金を準備することで、取り戻したい!という衝動を抑制できます。
最新の統計調査によると、働いている人の平均年収は458万円で、これを手取りに換算すると月収は約32万になります。
しかし、この程度の金額ではパチンコを思う存分、自由に遊ぶことはできません。
では、月収が100万円、すなわち今の3倍以上になったらどうでしょう?
以前の負けの影響が、実質的に3分の1に軽減されます。
例えば、4パチ20スロで1万円負けた場合には取り返したくなりますが、1パチ5スロの3千円負けなら「ま、いいか」という状況と同じです。
つまり余剰資金が増えれば、同じレートでも1万円の負けが3千円に感じられるようになるのです。
自分の収入が増えれば、体感的な負けの影響が減少します。
月収100万円は難しくとも、副業に挑戦するなどして収入を増やせる可能性は誰にでもあります。
これを機に、収入アップを目指してみてはどうでしょうか?
先ほどの「負けを遊びで使ったお金」と割り切れないなら、余剰資金を増やすことが一つの解決策になるでしょう。
低価貸しにレートを落とす
とは言え現代社会では、余剰資金を増やすことは容易ではありません。
そのため別の方法として、打つレートを下げることで、実質的に余剰資金を増やしたと同じ効果を得ることができます。
具体的には、パチンコやスロットのレートを「1パチ5スロ」に設定することで、負けた時のダメージを約4分の1に減らすことができます。
通常のレートでは、遊びのための出費としてはかなり高額です。
しかし、1パチ5スロであれば、以下のような効果があります。
・4万円分遊んでも、実際に使う金額は1万円!
・8万円分遊んでも、実際に使う金額は2万円!
このように実際に使う金額を考えると、1パチ5スロが適正価格であるかのように感じることがあります。
勝った時の喜びも減少するので、通常はレートを下げたくないと感じるかもしれません。
しかし、出費を抑えつつ遊んだという満足感を得ることで、負けた際に家に帰りやすくなるというメリットもあります。
負けを取り返そうとしてさらに負けを重ねるような状況を避けるためにも、レートを下げることを考慮する価値は大いにあります。
「パチンコは単なる遊び。1日に何万円も使うものではない」
という認識を再確認し、負けに対するストレスを軽減しましょう。
遊びを排除し徹底的に勝ちに徹する
パチンコでとことん勝ちにこだわり、遊びを排除して徹底的に勝率を高めることに注力します。
これにより負ける回数を減らし、取り戻す必要がある日も少なくなります。
パチンコで徹底的に勝つための戦略は、次の通り。
・貯玉再プレイの利用…貸玉手数料の無駄を削減する。
・イベント日限定での実戦…フラフラと遊びで行くのではなく、イベ日に限定し抽選が外れたら即帰宅する。
・店のデータ取り…店の釘調整や設定変更の傾向を把握する。
・止め打ちと技術介入…技術介入的な打ち方や目押しを駆使する。
特に重要なのは、店のデータを収集して出玉の傾向を把握することです。
このデータを基にしてイベント日だけに参加し、より出る可能性の高い台にのみ座ることが、勝率を上げる鍵となります。
また、自分のメインの店舗だけでなく、周辺の店舗も観察し、良い台がある日にはそこを狙うことで、勝ちやすい環境を作り出します。
私自身が勝てていた時期は、このようなデータ取りとイベント日に限定して実戦していました。
社会人になって時間が制約された時から、徐々に負けが増え始めたのです。
抽選で望ましい番号が引けなかった場合は、諦めて帰ることも勝つための道です。
一度打ち始めると投じた資金を回収したくなるため、希望の台が取れなければ何もせずに帰宅するのが賢明。
朝早くから来たからと言って、無理に打つ必要はありません。
勝ちに徹するという姿勢では、不利な条件の実戦は極力避けるべきです。
またいつでも打てると考える
別の考え方として、「またいつでも打てる」と自分に言い聞かせる方法があります。
日々の実戦で負けた時、私たちはしばしば「今日しかチャンスはない!」と感じてしまいがちです。
負けた状態でその日を終えることは、まるで二度と取り返せないかのような、焦燥感をもたらすからです。
しかし、パチンコはいつでもできる遊びです。
負けたらその分を働いて稼げばいいし、少しでも勝てる見込みが高い日を選んで再挑戦することもできます。
負けたその日に必死で取り返そうとすることは、あまり賢明ではありません。
冷静さを失い、金銭感覚がおかしくなっている可能性があるからです。
負けた時は「パチンコはまたいつでも打てる」と自分自身を納得させ、家に帰るべきです。
休日はこれからも訪れますし、次の機会にまたリベンジもできます。
台が撤去されない限り、同じ機種で再度遊ぶことも可能です。
一時的に距離を置いて離れてみる
もし、これまでの対策を実践しても、負けを取り返す衝動を抑えられない場合、パチンコから一時的に離れることも考慮すべきです。
ギャンブル依存症のような問題が生じると、自己制御が困難になることもあります。
負けなければ取り返す必要もなく、そもそもパチンコをしなければ、負けることはありません。
これは屁理屈ではなく、ギャンブルとの健全な距離を保つための現実的な選択です。
コントロールが難しい場合は、パチンコと距離を置くことを検討してみてはいかがでしょうか。
個人的には、それが最も心穏やかな方法だと感じています。
9割の人が負けを取り返せない理由
負けを取り返す気持ちを制御する方法について説明しました。
次になぜ、パチンコで9割の人が負けを取り返せないのか?を掘り下げてみましょう。
損失を避けたいと言う欲求
この背景には、 人間の根本的な心理があります。
人間は本能的に、損失を避けたいという強い欲求を持っています。
これは「プロスペクト理論」によっても裏付けられており、投資やギャンブルでしばしば見られる現象です。
人は得た喜びよりも失った痛みの方が強く影響するため、一度負けるとその損失を取り返そうとする傾向が強くなります。
負けを認めず損切りできない
そして、損切りができない心理状態にも原因があります。
損切りとは負けを確定させて、さらなる損失を防ぐ行動です。
この損切りができない主な原因は、負けを認めたくないという心理が働いているからです。
結論として、パチンコで負けを取り返せない主な原因は、「負けを受け入れることができない」という心理的な壁です。
この壁を乗り越えるためには、負けた時に潔く損切りを行い、次回の実戦を冷静に判断することが重要です。
しかし、それができる人は少なく、そのため多くの人がパチンコで負け続けるという、負のループにつながっています。
パチンコは深追いするからこそ負ける
パチンコ店が利益を得る仕組みは、胴元(主催者)の取り分(中抜き)が関係しています。
ギャンブルでは客がプレイするたびに、胴元が賭金から一定割合を取ります。(残りは客に還元する)
パチンコでは、この中抜き率が15~25%とされています。
しかしこの数字は、単純な計算に過ぎません。
例えば5万円を打ち込んだ場合、理論上は7千円~1万2千円の損失で済むはずですが、実際はそうなりません。
なぜなら私たちが負けを取り返そうと、必要以上に深追いするからです。
客は残り時間が少なく低設定が濃厚であっても、根拠もない勝てる可能性を信じて、なぜかお金を注ぎ込む傾向があります。
元々、勝てない設定のギャンブルで、さらに「取り返す」という行動に出ることで、勝つ可能性がさらに低くなるのです。
ギャンブルでは「負けを取り返す」と考え始めた時点で、すでに勝てない状態に陥っていると言えます。
結論:行動を変えてこそ結果も変わる
パチンコで負けを取り返すために粘ることは、結果として更なる負けを誘発するだけです。
ですからパチンコで遊ぶならば、負けを受け入れる姿勢を持つ必要があります。
本記事で紹介した対策を参考にして、うまく立ち回れるか試してみてください。
ただし、負けを取り返したいという衝動は思った以上に強く、その衝動を断ち切るのは非常に難しいです。
最後にひとつだけ言えることは、今までパチンコで負け続けて来たなら、行動(立ち回り)を変えないと今後も負け続けます。
行動を変えてこそ、その先の結果も変わります。
今回ご紹介した対策法を1つずつでもいいので、ぜひ試してみる「行動」をして下さい。
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