パチンコ店のバイトは肺がんになりやすい?タバコの副流煙の健康被害はあるの?
フィーバー!
常連さんの吸うタバコの銘柄を覚えたら、あなたも一人前のパチ屋の店員。
元店長の”ななしー”です。
パチンコ店のバイトって、時給が高いのが魅力ですよね。
でも、あのタバコの煙や臭いがチョット・・・。
「絶対に健康に悪いと思うし、肺がんにでもなったらシャレにならない!」
そんな心配をしている人のために、僕の長年の経験から「パチンコ店で働く社員やバイトは、肺がんになりやすいのか?」についてお話します。
パチンコ店でバイトをしようかどうか迷っている人は、ひとつの意見として参考にしてみて下さい。
尚、タバコと肺がんとの因果関係については、医者などの専門家の意見を聞いた方がいいですよ。
元店長だからと言って、僕の言うことを信用してはイケマセン(笑)。
結論は、下の目次を読んでもらえば分かると思います。
目次
パチンコ業界で肺がんで亡くなった社員やバイトを知らない
これは、僕の実際の経験上の話です。
パチンコ業界にいた時も退職した現在も、パチンコ店で働いている(いた)バイトや社員の人が、肺がんになったと言うことは聞いたことがありません。
病気になって〇〇が悪い(例えば糖尿病)や、大腸がんになったと言う人はいます。
若くして30代で亡くなった元バイトの人もいますが、肺がんではなかったですね。
所詮、僕が知っている限りの話なので、たまたま周りに肺がんの人がいないだけかもしれません。
でも、パチンコ店にいた時は、店長同士でこのような「〇〇が病気になった」などの噂話はよくしていましたし、訃報があれば社内FAXで連絡が廻ってきます。
こうした噂話や訃報も含めて、パチンコ店で働いていたバイトや社員が、肺がんになったと言う話は聞いたことがないです。
改めて考えてみると、あれだけタバコの副流煙に長時間さらされているので、平均よりももっと、肺がんになる人が多くなっても不思議ではありません。
でも言われてみれば、肺がんになったっていう話は聞いたことがないですね。
(だからと言って、パチンコ店でバイトをすることを勧めているわけではありませんよ。)
これが、僕の長年の経験談です。
これだけだとあまり参考になりませんので、パチンコ店における喫煙状況についてお話します。
肺がんの検査を受けたことがある
とは言え、僕もこれを読んでいるあなたと同じように、パチンコ店で働くことによる肺がんの心配はありました。
どう考えても、タバコの副流煙は健康には良くない。
バイトで2~3年、正社員になって3年ぐらい経った20歳後半だったと思います。
自費で肺がんの検診に行きました。
CT検査ですね。
CTは被ばくするので、検査しない方が良いと言う人もいます。
検査による被ばくと、検査しないことによる肺がんに気付かないリスクを比べて、僕はCTで肺がん検査をする方を選択しました。
結果は・・・異常なしでした。
もし、20代で肺がんだったら進行が早いので、肺がん検査の結果を聞くのが怖かったですね。
「余命半年」とか、リアルにある話ですから。
ちなみに、僕はタバコは一切吸いません。
このCT検査の後、10数年パチンコ店で働きましたが、とりあえず現在も肺がんにはなっていないです。
何故、タバコの害ばかり報道するか。
肺がんになる人が増えているのは、タバコとは全く関係のない別のところに原因があるということ。このグラフが一枚あるだけで、「喫煙は肺がんの原因ではない」と証明される。 pic.twitter.com/LBTH7Ztc5J
— ✳️ Pecko (@pecko178) June 19, 2019
パチンコ店のお客はタバコを吸う人が多い
でも残念なことに、あなたの想像通りパチンコ店の店内は、タバコの煙が充満しています。
パチンコやスロットを打つお客さんは、異常に喫煙率が高いからです。
負けているとイライラするせいか、ずっとタバコを吸い続けている人もいます(チェーンスモーカー)。
パチンコ店のタバコの吸い殻って、1日でどれぐらいのゴミが出ると思いますか?
バケツ何杯、と言う単位ですよ。
火災防止のために水を掛けてから可燃ごみで捨てますが、色んな種類のタバコの吸い殻が混じって、何とも言えない独特のクサイ臭いがします。
そして、吸い殻が水を吸ってゴミ袋が重い。
パチンコ店に一度でも行ったことがある人なら分かると思いますが、店内に30分も居れば服や髪の毛にタバコの臭いが付きます。
パチンコ店内では気になりませんが、車や家の中だと自分がタバコ臭いことに気が付きます。
風呂で頭を洗う時も、タバコの臭いがします。
体中に染みついているんですね。
と言うことは、体内つまり肺の中にもタバコの煙が廻っていることは確実です。
直接、タバコの煙を吸わなくても、パチンコ店内にいるだけで受動喫煙になりますからね。
タバコと肺がんに因果関係があるのなら、パチンコ店でバイトすることは肺がんのリスクが高くなると、僕は思います。
それにバイト(店員)って、店内を走り回りますよね。
走ると肺の奥まで空気(タバコの煙)を吸ってしまうので、お客さんよりも肺がんのリスクがあるのではないでしょうか。
同じギャンブルでも、競馬や競艇は屋外でレースを行います。
これに対して屋内の密室でやるパチンコは、余計に空気が悪いです・・・。
騒音の問題があるので、入口のドアを開放したままの換気はできません。
初めてのパチンコバイト
副流煙やばすぎて1日で3回は肺がんになるわ— mysteryscorpion (@noiprocsyretsym) August 14, 2018
パチンコ店員もタバコを吸う人が多い
お客さんの喫煙率が高いパチンコですが、働いている店員の喫煙率も高いです。
これは、若いバイトや年配の社員関わらずです。
僕が店長していたパチンコ店では、20歳前半のフリーターのバイトは、ほとんどがタバコを吸っていました。
今だと問題になりますが、18や19で吸っていたバイトもいましたね。
バイトでタバコを吸わないのは、マジメな学生バイトぐらいです。
あ、女の子のバイトの喫煙率も高いのも、パチンコ店の特徴ですね。
ホールではニコニコかわいい女の子のバイトが、休憩所では足を組んで鼻からタバコの煙をフーってやっているのを見ると、何だかな~って言う気持ちになります。
店長や主任など、役職者の喫煙率は8割ぐらいではないでしょうか?
もう、タバコを吸わない人の方が珍しいぐらいです。
長時間労働や、仕事のストレスが原因でもあると思います。
で、僕が何が言いたいかと言うと、パチンコ店の店内ではお客さんの多くがタバコを吸っていて、さらに休憩所や事務所でもバイトや社員がタバコを吸っているのです。
もう、タバコの煙から逃げられる所はありません。
パチンコ店の事務所って、防犯のために窓がない事務所が多いです。
窓がある事務所でも、開けたことはないですね。
事務所や休憩所は、天井に付いている換気扇だけで換気をしています。
ある意味、ホールよりも空気が悪いです。
このような環境から、タバコを吸わない僕は、タバコの煙にはずっと悩まされていました。
だから冒頭のように、自費でCTの肺がん検査に行ったのです。
「パチンコ店=タバコ臭い」と言うあなたのイメージは、おおよそ間違っていないですよ。
パチンコ店のバイトは時給が高いのが魅力的ですが、こうしたタバコの副流煙による肺がんなどの健康被害リスクもあります。
マスクを付けて仕事をするわけにも行きませんし、仮にマスクしても密室なので副流煙に対する効果はないと思います。
宇宙服や酸素ボンベで、バイトするしか対策はなさそうです(笑)。
それから、「タバコを吸っても肺がんにはならない」と思い込んでいる方……なりますよ!!
私の父はそれで亡くなりました。まあ壁がこんな色になるまで吸ってたらね……(壁の白い部分は家具があった場所)。 pic.twitter.com/KqgBqKS7dT
— Eddie (@EddieHashimoto) November 4, 2019
2020年4月からパチンコ店も全面禁煙化に
パチンコ店でバイトしようかな・・・。
でも、タバコの副流煙で肺がんになるのも嫌だしな・・・。
そんなあなたに朗報です。
2020年4月から、ついにパチンコ店も屋内全面禁煙になります。
タバコを吸うお客さんは、喫煙室で吸って下さいってことです。
これなら、タバコの副流煙を気にすることなくバイトができますよね。
パチンコ、スロット卒業したい私にはいい知らせだ。大当たりしたときに吸えないなら行かない。喫煙所にわざわざ吸いに行くこともない。タバコもパチもやめられて御の字だ。2020/4月からパチンコ屋全面禁煙
— 五郎八(いろは) (@rabbitrei_love) November 2, 2019
パチンコ屋が禁煙になるって、昔からパチンコ業界を知る僕にとっては、ものすごい衝撃的なできごとです。
僕がバイト時代に禁煙になっていれば、肺がんなどを気にすることなく、またCT検査も受ける必要もなかったので、ちょっと2020年4月からバイトする人が羨ましいですね。
あとは、事務所や休憩所がきちんと分煙されるかどうかでしょう。
喫煙者と非喫煙者の人数では、圧倒的に喫煙者が多いのは事実です。
特に役職の喫煙率が高いので、自己中な店長だと引き続き事務所でタバコを吸いそうですね。
パチンコ業界は万年人手不足なので、こうしたタバコの煙の対策をすれば、新しいバイトの応募があると思います。
いずれにしても、タバコの副流煙による肺がんを心配していたバイトの人にとっては、このパチンコ店の全面禁煙化は朗報だと思います。
パチンコ業界が、「10代後半や20代がパチンコに来ない!助けて!」とか言ってるが、その世代の喫煙率調べてみろ。圧倒的大多数の非喫煙者がそんなヤニカスの巣窟に誰が好きこのんで行くかと。
— 咲来さん@5日レバンガ (@sakkurusan) May 30, 2016
パチンコ店のバイトは肺がんになりやすいのか?のまとめ
あれだけタバコの副流煙にさらされたら、確実に健康被害はありそうです。
でも幸いにも僕自身、そして周りのパチンコ店で働いている(いた)社員やバイトの人で、肺がんになった人はいません。
ただ、パチンコ店の店内は密室。
お客さんも店員も、喫煙率が高いことは間違いないです。
そして、そんな空気が悪い中走り回れば、副流煙を深く吸い込んでしまいます。
パチンコ店でバイトすると言うことは、このような環境で働くということです。
2020年4月には、パチンコ店も全面禁煙化。
すでに、全面禁煙で営業しているホールもありますよね。
これを書いているのが2019年11月なので、あと半年後には、パチンコやスロットを打ちながらタバコを吸うことができなくなるわけです。
特に急いでいない人は、全面禁煙化になってからパチンコ店でバイトをする、と言う選択肢も良いと思います。
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